秋口の巾着田 ~木漏れ日の曼珠沙華(彼岸花)の群生~
彼岸花の名所は数あれど、この巾着田の彼岸花(曼珠沙華)の規模は全国有数だと思われます。
その数は実に500万本を誇るとか。
円を描くような高麗川(こまがわ)の流れ。
その脇に広がる緑。そしてその中に絨毯を敷き詰めたかのような壮麗な彼岸花(曼珠沙華)。
全国に点在する彼岸花の名所は河川や田園沿いに咲き誇るのが多いと思いますが、雑木林の中にこれだけ大規模に咲き誇るのは他にないかもしれません。
少し薄暗い木々の中、木漏れ日が赤く照らし出す彼岸花。
まるで絵画の中に迷い込んだかのような……。
私がこの巾着田に訪れた頃は半分ほど見頃が過ぎてしまっていましたが、下流地点の「あいあい橋」付近は比較的開花が遅めとなっているため、意外と長い期間にわたって楽しむ事が可能となっています。
さすがは日本最大級の群生を誇っています。
開花時期は、例年だと9月の下旬頃。
8月の気温が高く、降水量が少なめの場合は、開花が遅れる傾向にあるようです。
(実際に平成22年~24年は、見頃が9月末~10月初頭にずれ込んだ模様)
この巾着田は曼珠沙華以外にも、桜や菜の花など、実に多彩な花々を楽しむ事ができるスポットでもあります。
この秋口では、コスモスも咲き誇るようになります。
タイミングが合えば、両方同時に楽しむ事も可能でしょう。
高麗川のせせらぎと柔らかな木漏れ日は、疲れた心の癒しとなる事でしょう。
曼珠沙華以外の時期にも訪れてみたい場所です。
◆巾着田の曼珠沙華(彼岸花)◆
アクセス:
西武池袋線の高麗(こま)駅を下車し、徒歩約15分程度。
JR川越線の八高線高麗川駅からもアクセス可能ではありますが、徒歩だと30~40分程度掛かるため、同駅からバス移動がお勧めです。
国際興業バス、高麗駅経由飯能駅行に乗り「巾着田」にて下車し、徒歩約3分程度。
駐車場もありますが、曼珠沙華の見頃には非常に混み合う事が予想されますので、なるべくなら公共交通機関を利用するのが楽かもしれません。
詳しいアクセス情報はコチラを参照ください。
http://www.kinchakuda.com/access/index.htm
入場料:1日¥300。20人以上の団体は¥240 ※有料期間のみ
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