大間崎 ~本州最北端の地を散策する~
大間崎(おおまざき)。
下北半島北西部の先端の岬で、本州最北端の地でもあります。
もう少しすっきりとした天気であれば、海の向こう側の北海道が綺麗に見えていたであろう。
やや残念ではありますが、それでもここの景色が素晴らしいことに変わりはありません。
「こヽ本州最北端の地」という石碑が、気分を高揚させます。
北緯41度33分、東経140度58分。
山口県から続く長い本州の最北端。
本当に遠い隅っこの方まで来たんだな、という実感。
岬のすぐ目の前にある島の灯台が「大間崎灯台」と呼ばれるもの。
白と黒のシックなカラーリングが印象的な灯台で、「日本の灯台50選」の一つでもあるようです。
大正10年11月に初点灯され、その光は12海里(約22km)先まで照らすそうです。
そしてもう一つのシンボルとも言うべき、「まぐろ一本釣り」のモニュメントにも目を引かれます。
平成6年に揚がった440kgのまぐろの実物大であるとか。
写真じゃ大きさが伝わりにくいと思いますが、このまぐろの口あたりが、成人男子の頭から首元ぐらいの高さとなっています。
という説明でも今一伝わりにくいか…??
地面には日本地図が描かれており、本州四端、日本四端の場所が記載されています。
全箇所完全制覇に挑戦してみるのも面白い…かも?
この大間崎の観光案内所(大間崎レストハウス)の2階では、「本州最北端大間崎到着証明書」を購入する事ができます。
1枚¥200。
せっかく本州の最果てまで来たのですから、記念に1枚購入しておくと良いでしょう。
少し早いですが、11:00過ぎ頃にここで昼食をとることに。
岬の道路沿いにはお土産屋や食堂、民宿などが並んでおり、この“ピンポイントな観光地”という雰囲気が面白い。
今回はその中の一つ、「海峡荘」という民宿を兼ねたお店に入ってみることに。
さすがに11時という開店直後に入っただけあって、店内は私1人の貸切状態でした。
そして「まぐろだけ丼」を注文。
まぐろの赤身、中トロ、大トロがふんだんに乗っけられた贅沢な丼です。
値段も¥2,800と張りはしますが、そんな事はどうでもよくなってくるほどの逸品。
旬の季節ではないと言えども、これが美味しくないわけがありません。
そういえば、本物の大トロを初めて食べたような気がする。
本当に霜降り牛肉のようにとろけるような食感だ。
この大間崎へは「下北駅前」か、「むつバスターミナル」よりバスで移動。
次の目的地である「仏ヶ浦(ほとけがうら)」に行くためには、またバスに乗って移動しなくてはならないのですが、次のバスまでの待ち時間は約2時間半待ち。
さすがにあと2時間もここで待機するのは勿体無い(というか退屈する)ので、すぐ南側の大間町の町中まで徒歩で移動する事に。
港町らしい風景が続きます。
民家の前では昆布干しがされており、潮の香りと相まって、海の町を散策しているという気分に心まで浸れます。
20分~30分ほどで町の中心部の大間地区へ到着します。
小さめの町ですが、これがまた雰囲気抜群というもの。
散策していて非常に気持ちが良い。
「大間警察署」と書かれた建物が。
しかし、病院みたいな感じの建物だ。
それにしても、漁港沿いの町はなぜこうも気分が高揚してくるのだろうか。
少し歩き回ったところで、バスの時間が近づいてきたので、「大間」停留所へと向かい、「佐井車庫」行きのバスに乗り込みます。
そして次の目的地、「仏ヶ浦」へと向かいます。
「下北駅前」または「むつバスターミナル」より「佐井車庫」行きのバスに乗車し、「大間崎」にて下車
移動時間は片道90~100分ほど 運賃 下北駅前から乗車の場合¥1,990、むつバスターミナルから乗車の場合¥1,870 函館からフェリーで移動する事も可能。
・問合せ:大間町役場 0175-37-2111
■『佐井線(下り)/時刻表』 ※PDFファイル
■『佐井線(上り)/時刻表』 ※PDFファイル
■『佐井線/運賃表(市内BT・下北線直通)』 ※PDFファイル
■『佐井線/運賃表(むつ市内線①②直通)』 ※PDFファイル
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