世界三大記念艦・記念艦三笠 ~日本国誇りの象徴~

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記念艦「三笠」

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神奈川県横須賀市の三笠公園沿いにあり、“世界三大記念艦”の一つとも言われています。
ちなみに、あと二つはイギリスの「ヴィクトリー」と、アメリカの「コンスティチューション」。
何れも自国の存続を守るための海戦にて勝利を収めた艦船です。

横須賀に保存されてはいるものの、この戦艦の元々の船籍港は京都府舞鶴市の舞鶴港。
明治からの旧海軍時代に数々の軍艦が建造されてきましたが、現存するのはこの「三笠」のみ。
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日露戦争の日本海海戦において、東郷平八郎司令長官率いる連合艦隊の旗艦として戦いぬき、歴史的勝利に導いた戦艦として有名な三笠。
1898年にイギリスのヴィッカース社に発注され、1902年3月1日竣工(完成)。1903年12月28日に連合艦隊旗艦になってからというもの、旅順口攻撃、日本海海戦でのバルチック艦隊との交戦、佐世保港内での爆発沈没事故、それからの引き上げ修理、現役復帰など、まさに波乱の歴史を持っています。

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ワシントン軍縮条約によって艦齢の古くなっていた戦艦三笠を除籍、廃棄する事となりましたが、日本の独立を守った誇りある象徴として、現役復帰できない状態にする事を条件に記念艦として保存されました。

しかし、大戦後のソ連からの解体要求を受け、艦橋、大砲、煙突、マストなど上甲板構造物を撤去する妥協案をもって保存が維持されましたが、あろうことか、撤去した上甲板部にダンスホールや水族館が建てられて遊興施設となってしまい、挙句の果てには客足が遠のいた後には手入れされることなく放置されて錆だらけの姿をさらすという惨状となってしまいました。
それを見かねた英国の貿易商ルービン氏がジャパンタイムスに胸中を投稿すると、それが大きな反響となり、政財界及び旧海軍の枢要な人々が立ち上がって、ついに1961年に復元工事が完了して現在に至ります。
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大半は復元されたものであったり、資料室や映写室が作られていたりと、もはや戦艦の形をした資料館といったところではありますが、現役時のチーク材が甲板の一部に残っていたり、錨やアンカークレーンも盗難から免れていたりと、所々で当時のままの姿を見ることもできます。

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そして、この艦首の向く方角の先には皇居があります。

 

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そして三笠のシンボルとも言うべき「Z旗」。
「Z旗」とは船同士の意思疎通のために用いる国際信号旗の1つで、三笠のマストに揚がっているこの信号機はアルファベットの最後の文字である“Z”を意味するためにこう呼ばれます。
東郷司令長官の『皇国の興廃この一戦にあり各員一層、奮励努力せよ』という意味も込められており、遂に日本海海戦において歴史的勝利をおさめた事から、負けられない勝負に挑むとき、難事を打開するときに「Z旗を揚げる」という慣用語が誕生。「大成功を期する旗じるし」として使われるようになりました。
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復元されたものとはいえ、迫力は抜群。しかし、100年を超える昔にこんなに大きな軍艦が大海原を突き進んでいたと思うと、胸が熱くなってきます。

 

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甲板内は展示室と上映室となっています。
日露戦争関連の資料、旧海軍の制服や装備などが展示されており、また、船尾部には東郷司令長官の公室、参謀長室、艦長室などが復元されています。

 

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また、展示室の隣では『「三笠」秘蔵連合艦隊艦隊コレクション』という特別展が平成30年3月31日まで開催されています。
日露戦争、太平洋戦争、そして海上自衛隊の艦船模型を260隻以上も一挙に集めており、それほどの大きさはないものの、非常に見応えのある展示となっています。
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そして、記念艦三笠の周辺は「三笠公園」として人々に親しまれています。
ちなみにこの三笠公園、「日本の都市公園100選」「日本の歴史公園100選」に選ばれており、音楽噴水や園内を流れるせせらぎが心地よい安らぎの場所となっています。

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記念艦三笠

 

 

観覧時間:4月~9月/09:00~17:30
    3月・10月/09:00~17:00
    11月~2月/09:00~16:30休艦日:12月28日~31日

観覧料金:一般¥600、シニア(65歳以上)¥500、高校生¥300、小・中学生無料
団体割引(20名以上):一般¥500、高校生¥200、小・中学生無料

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入場券は三笠公園内にある「記念艦『三笠』売店」の券売機で購入するか、記念艦三笠受付にて購入します。
ちなみに「記念艦『三笠』売店」内では、その名の通り記念艦三笠にちなんだグッズの数々を購入する事ができます。

~戦艦三笠の概要~

排水量:15,140トン(常備)
全長:131.7m
全幅:23.2m
吃水:8.3m
機関:15,000馬力
最大速力:18ノット
航続距離:10ノットで7,000海里(約13,000km)
乗員:860名
兵装:主砲 40口径30.5センチ連装砲2基4門
   副砲 40口径15.2センチ単装砲14門
   対水雷艇砲 40口径7.6センチ単装砲20門
   47ミリ単装砲16基
   魚雷発射管 45センチ発射管4門
装甲:KC(クルップ)鋼
   舷側・9インチ(229mm)
   甲板・3インチ(76mm)

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   リンク

『記念艦「三笠」公式ホームページ』
『世界三大記念艦「三笠」|横須賀観光情報ここはヨコスカ』

 

 

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