友ヶ島への旅 ~南海電鉄と船でアクセスする~

 

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友ヶ島(ともがしま)

自然に溶け込むように佇む廃墟群の光景から、「まるでラピュタの世界」と評される和歌山県の離島。
今回は、その友ヶ島へのアクセス方法についてまとめようと思います。

 

『ラピュタの世界と評される島 和歌山県―友ヶ島―』

 

友ヶ島は離島であり、橋も架かっていない為、船で移動する必要があります。
友ヶ島行きの船が出ている場所は、和歌山県和歌山市の加太港のみ。
まずはここまで移動します。

 

乗船場前に駐車場もありますので、車での移動も十分可能ですが、和歌山市駅より南海電鉄加太線に乗車し、終着駅の加太駅まで移動した後、徒歩でアクセスする事も可能です。

 

和歌山駅ではなく、和歌山駅です。紛らわしいので注意しましょう。

 

 

夏季と冬季で運行状況が異なりますので十分注意!

 

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友ヶ島からの船便は、3/1~11月末までの期間だと、基本的に1日往復4便が運航されています。
ゴールデンウィークや夏休み期間中の繁忙期は臨時便が2つ運航されます。
ただし、火曜日と水曜日は運休となりますので、訪問時期には注意しましょう(祝日と4/28~5/6 、7/20~8/31の期間を除く)。

さらに、船の定員は100名となっており、2便目以降は整理券が配布されます。
繁忙期はすぐに定員に達する可能性も出てきますので、予定の時間には十分余裕をもって行きましょう。
予約はできませんので注意

そして、12/1~2月末までの期間は、10:00発と15:00発の往復2便しか運航されません
友ヶ島からの帰りの最終は15:30となっており、キャンプをしないのであれば実質10:00の便のみでしか友ヶ島に行けなくなってしまいます。
さらに、12/29~1/3までの年末年始を除く土日祝日のみの運航となっていますので、冬季に訪れる場合は日にちと時間に十分注意しましょう

詳細はコチラを参照ください。

『運行時刻表\|友ヶ島汽船株式会社』

 

手荷物は一人一個までは無料となりますが、それ以外の小荷物は別途料金が発生します。また、30kg以内にまとめておく必要もあります。
生動物の持ち込み不可とありますので、ペットの同伴もできません。

『ご利用料金|友ヶ島汽船株式会社』

 

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そして、友ヶ島は小さな島ではありますが、小高い山が思ったよりも多く、道も舗装されていなかったり、荒れ果てていたりする箇所が非常に多くあります。
少なくとも簡単な運動ができる程度の動きやすい格好で訪れるのが望ましいです。ハイヒールやサンダル等では危険です。
また、島内には売店や自動販売機が一切ありません
島に渡る前に水分補給の準備は最低限しておきましょう
チケット売り場の隣に売店がありますので、準備し忘れた場合は必ずそこで購入しておくように。

 

 

加太線を走るユニークな電車 ~めでたいでんしゃ~

 

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南海電鉄
主に大阪の難波駅~和歌山市駅間、難波駅~関西空港駅間を結ぶ私鉄です。
加太駅へは、和歌山市駅からさらに分岐する“加太線”を利用する事になりますので、まずは和歌山市駅まで移動します。

 

 

和歌山市駅は、和歌山駅とはまた別の駅であり、同駅から結構離れた場所にありますので、JRで和歌山駅までアクセスした場合は、そこで紀勢本線の和歌山市行き電車に乗り換える必要があります。
南海電鉄を利用する場合は、大阪の難波駅から和歌山市駅まで直行していますので、同駅までは1本でアクセス可能です。

和歌山市駅にて南海電鉄加太線の加太駅行きの電車に乗り換えます。

 

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この加太線は「加太さかな線」という愛称があり、ここでしかお目にかかれない観光列車「めでたいでんしゃ」に乗車する事もできます。
「観光列車」とはあるものの、予約も必要なければ特別料金が発生する事もありません。
普通運賃のみで乗車可能です。

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「加太の鯛」が車内を泳ぐイメージを表現したというこの内装、まさに“鯛づくし!”なデザインとなっており、シートや吊革、車窓などあらゆる箇所が魚だらけとなっています。
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外装もまた鯛のうろこをイメージしたピンクの可愛らしいデザインとなっています。
(鯛というより「鯉のぼり」のような…)

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ちなみに、この魚だらけのデザインの中に、ハートマークが隠されいます
移動中にいくつ見つけられるか試してみるのもいいかもしれません。

『加太さかな線観光列車「めでたいでんしゃ」|南海電鉄』

 

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そして、終着駅の加太駅に到着。
結構ローカルな佇まいがなかなか良い味を出しています。

加太港の友ヶ島汽船乗り場までやや距離がありますが、徒歩で十分移動できます。
加太駅から加太港まで、徒歩で約15分程度。

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駅前にはタクシーも待機していますので、タクシーでの移動も可能。
しかし、なかなか情緒ある町でもありますので、徒歩での移動もまた面白いものがあります。

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案内板も出ていますので、迷う事はないと思いますが。
川沿いに進んでいくと分かり易いです。

 

 

友ヶ島への船旅

 

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加太港、友ヶ島汽船乗り場に到着。
橋の脇に乗り場がありますので、やや分かり難いかもしれません。
注意しましょう。

 

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この友ヶ島汽船の乗り場窓口にて友ヶ島往復の乗船券を購入します。
運賃は往復で2,000円。
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座席指定はできず、並んだ順に船内へ乗り込む事ができますので、座席を確保したい場合は早めに待機しておきましょう。

窓口のすぐ隣には売店もあります。
前述した通り、友ヶ島には売店もなければ自動販売機もありませんので、飲食物を何も用意していない場合はここで購入しておきましょう

 

 

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いよいよ船に乗り込み、友ヶ島に向けて出発します。

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しかし、海から見る景色もまた格別。
船旅でしか味わえない醍醐味です。

 

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友ヶ島までおよそ20分。
桟橋に辿り着いたら、いよいよ友ヶ島に上陸。
島内の散策を存分に楽しみましょう。

 

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ただし、加太港行きの最終便を逃してしまうと、友ヶ島で野宿する羽目になりますので、帰りの船便の時間はしっかりと把握しておきましょう。
前述した通り、島内はかなり起伏の激しい地形をしていますので、桟橋から何分ほど歩いたか、途中の休憩はどのくらい取るか等を常に考慮に入れておけば、時間の管理もしやすいかと思います。

とりあえずは、島内でどこに訪れたいかを事前にある程度考え、順序を決めておきましょう。
友ヶ島汽船㈱のサイトの見所マップを参照にするのが分かりやすいと思います。
トイレの場所も同マップにて確認しておきましょう。

『友ヶ島汽船㈱/見所マップ』

 

ついでに前回の記事も参照してみて下さい。

『ラピュタの世界と評される島 和歌山県―友ヶ島―』

 

 

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島内を十分楽しんだ後は桟橋へと戻り、帰りの船を待ちます。
大抵の場合は往復で乗船券を購入していると思いますので、帰りの券はなくさないよう注意しましょう。

 

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帰りもまた船内は座席指定がありませんので、席を確保したいならば早めに桟橋に移動しておく事をお勧めします。
10分前には結構な列ができている場合も。

 

 

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加太港まで戻ってきたら、加太駅までまた移動をこなし、和歌山市駅まで戻ります。

 

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帰りは普通の車両でした。

 

 

そして和歌山市駅に到着。
これで友ヶ島への旅の行程は終了となります。

関西圏内であれば日帰りも可能と思われます。
廃墟群のみならず、島の自然もまた非常に素晴らしいところですので、是非とも一度は訪れてみていただきたい場所です。

 

 

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ちなみにこの日は和歌山市内で1泊しましたが、夕食は和歌山市駅近くの定食屋『味一』にてとる事に。
「とんかつ定食」の「ダブル」というものを注文したら、想像とは違うものが出てきました。

肉の厚みとでかさがダブルってことか。
一人大食い対決してるかのようなボリュームでしたが。
しかし、味はなかなか良かったです。

 

 

 

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夜の和歌山城

 


   リンク

『友ヶ島汽船株式会社』
『運行時刻表\|友ヶ島汽船株式会社』
『ご利用料金|友ヶ島汽船株式会社』

『加太さかな線観光列車「めでたいでんしゃ」|南海電鉄』

 

 

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