列車とバスで行く北海道道央西部周遊の旅 ~5.究極のローカル駅・新十津川駅へ+α(3日目)~

 

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北海道道央西部周遊の旅、最終章の第5弾
最終日の3日目は、一日一本しかないある意味で究極のローカル駅『新十津川駅』を目指します。
そして余り時間で北海道神宮、カフェ『森彦』で優雅にひと息をつく、先の2日間に比べてかなりゆったり(?)と過ごす一日となりました。
その様子についてまとめていきます。

 

 

 

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1.一日一本のみの究極のローカル駅『新十津川駅』へ

 

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3日目の朝も早朝より移動がスタートします。

何しろ、今回の旅の一番の目的である、学園都市線(札沼線)の『新十津川駅』。
一日一往復しかしない、ある意味で究極のローカル駅。

この一往復に間に合わなかったら、当然次は翌日に、という羽目になります。

朝寝坊は許されない。

この日も朝5時半頃には起きて、しっかりと準備を整えてから、札幌駅へと向かいます。

当然、今回の主な移動に使用している一筆書き乗車券の路線から外れる事となりますので、駅で往復分の乗車券を購入しておきます。

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そして、ホームにて06:58発の「石狩当別」行き列車に乗り込みます。

 

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07:38、石狩当別駅に到着。

ここで「新十津川」行きの列車へ乗り換えます。
着いたホームのすぐ向かい側にその列車は待機していました。

割と乗り換える人が多いな。

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07:45、終点の新十津川駅に向かって、列車が動き出します。

 

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08:20頃だったでしょうか。
途中の「石狩月形駅」にて、反対側列車の待ち時間が15分ほどありました。

その待ち時間を利用して、この駅や列車の光景を写真に収めようとする方々がけっこういらっしゃいました。
私もその一人でしたが。

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ここもまた情緒ある古さを感じさせる駅。
しかし、この駅も2020年5月7日には廃止になってしまうだよな…。

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そんな寂しさを感じつつ、浦臼駅からの列車が近づいてくる様子を眺めます。

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そういえば、石狩当別駅で列車が2両並ぶ光景を見る事が出来るのは、この時間だけだろうか?

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発車時間がやってきたので、列車に乗り込み、移動を再開します。

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実にのどかな風景の中を列車は走ります。

そしてどんどん近づいてくる新十津川駅。

 

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09:28、ついに列車は学園都市線(札沼線)の終着駅、『新十津川駅』に到着します。

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始発列車は最終列車。
1日1回のみのチャンスという、ある意味で旅の浪漫の最高峰かもしれません。

文字通り1日1本のみなので、これを逃したら次は翌日、と言う事になります。
と言えども、すぐ近くに函館本線とかありますので、ここから移動が出来なくなるわけではありませんが。

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駅舎内の窓口では、ご当地入場券などのグッズを販売していますが、ここで乗車券は購入できません。
あくまで“無人駅”という位置づけのよう。

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「改札中」の札が掛かっているのは名残…なのだろうか。

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ただ、せっかくなので、ご当地入場券を購入。

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駅舎の向かい側には、『寺子屋』というお店もあります。

ここでは新十津川駅にちなんだ鉄道グッズや、軽食等が出来ます。

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私はここで一番の目的である新十津川駅到着記念証来駅証明書を購入しました。
とりあえず、これで思い残しはないな。

 

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あまりにも情緒あふれる、この新十津川駅の佇まい。

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旅に出ている実感が溢れてくるようです。

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でも2020年5月7日に廃止決定か…。
寂しいものです。

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一日一本しか走らない駅が今でも存続出来ているのが、そもそも凄い事なのでしょうが。

 

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名残惜しさを感じつつ、10:00に札幌方面へ向けて列車が動き出します。

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2.札幌最強(?)のカレー屋『コロンボ』での昼食

 

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12:15。札幌駅へと戻ってきました。
ここで昼食をどうしようかと思ってましたが、迷ったらとりあえず行ってみるカレー屋が一軒。

 

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それは札幌駅のすぐ南側にある『カレーハウスコロンボ』。

このお店の最大の特徴は、ルーのおかわりが無料で出来る事。
店員さんから声を掛けてくれます。

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もちろん、カレーそのものも十分な美味しさ。
カツカレーなど最高!の一言に尽きます。

サクサクでスパイシーなころもが実にカレーによく合います。
そしてボリューム満点。

この時点で満足なのに、さらにアイスまでサービスで着いてくる!
これで¥1000未満なのでサラリーマンにも非常に人気です。

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平日のお昼時も行列が出来るほどの人気店。
カレーなので待ち人数の割りにそこまで時間が掛からないのも救い。

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これ、本当に全国チェーン化してほしいな…。
お勧めのカレー屋です。

と、ここにきて今回の道央西部周遊の旅の目的が、一通り完了した事に気付きます。

しかし、飛行機の時間までまだだいぶ残った状態。

ここで少し気になっていたカフェ『森彦』に行く事を思いつきます。
最寄りの駅は、地下鉄円山(まるやま)線の「円山公園」駅。

北海道神宮』も近い事だし、ここへも寄ってみようか。

という事で、残り時間の過ごし方が決定。

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3.北海道神宮参詣

 

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まずは円山公園駅まで向かい、先に『北海道神宮』へと行く事にします。

 

 

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北海道神宮は、明治2年(1869年)9月1日に、明治天皇の詔(みことのり/お言葉の意)により、北海道開拓・発展の守護神として、「大国魂神 (おおくにたまのかみ)」「大那牟遅神 (おおなむちのかみ)」「少彦名神 (すくなひこなのかみ)」の“開拓三神”と呼ばれる三柱の神が祀られる事により、始まりました。

明治4年に「札幌神社」として現在の位置に造営されましたが、昭和39年(1964年)、開国を決断され、西洋の文明を取り入れて現在の日本の礎を築かれた、明治天皇を増祀(ぞうし/祀る神が増える事)し、『北海道神宮』と改称されました。

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こういった各地の神社や寺院に参詣する事はけっこう多いです。

その地ならではの神聖な空気が感じられます。

とはいえ、御朱印を集めてはいません。
今はちょっとした御朱印ブームでもあるらしいので、けっこう人が並んでいる場合が多いというのもありますが、何よりスタンプラリー的な存在になって、神仏への感謝の気持ち等が薄れてしまうのでは…?という考えがあるから、何ですが……早い話が単に面倒くさがってるだけなんだろう。

そんな事はさておいて、北海道神宮の神聖な空気を存分に味わい、『森彦』へと向かいます。

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4.カフェ『森彦』で優雅な珈琲タイムを満喫する

 

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カフェ『森彦』は、地下鉄東西線「円山公園」駅から南へ5分ほど歩いた場所にあります。

 

 

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都会の中に、急に山奥のカフェが現れたかのような佇まい。

いいね、これはこの雰囲気だけでも楽しめる。

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この日は平日の昼間であったにも関わらず、30分程度の待ち時間がありました。
休日に来たらどんな待ち時間になるんだ…??

あまり多くの客数を収容できないのもあって、多少は仕方ないところがあるとは思いますが。

そして、ようやく店内へと案内されます。

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いや、十分素晴らしい雰囲気を演出してくれる内装。
収容客数が少な目であるのが功を奏したか、落ち着いた雰囲気の中、ゆったりと珈琲タイムを楽しむ事が出来ます。

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注文したのは、スペシャリティコーヒー『ストロベリーモカ』とケーキ『シブースト』。

珈琲の味は……さすがに1年前の味を細かくは覚えてないな…(こういった飲食に関する記事は記憶の鮮度が高い内に書かないとな…反省)。
しかし、当然美味しかった事だけは覚えていますが。

リンゴの味と甘さが嬉しいシブーストに非常にマッチしたものでした。

ちなみに『シブースト』とは、洋菓子の一種。パイ生地やスポンジケーキの上に、カスタードクリーム・ゼラチン・イタリアンメレンゲを合わせた「シブーストクリーム」の層を作り、表面にカソナード(褐色をした砂糖の一種)をかけてカラメル状に焦がしたもの。甘く煮たりんごなどの果物が入るのが一般的。
コトバンク』より

 

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森彦で優雅にひと息ついたら、とうとう今回の旅も終わりに近づきます。

札幌駅へと戻り、新千歳空港駅へ向けて移動を開始します。

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5.旅の締めくくり

 

新千歳空港に到着。

ちなみに、一筆書き乗車券は南千歳駅で途切れていますので、南千歳駅~新千歳空港駅間の乗り越し運賃を改札横の窓口で済ませます。

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まだ出発まで若干時間が余っていたので、空港のレストラン街の一画にある『北海道ラーメン道場』で夕食をとります。

今回の旅の〆に選んだのは、『えびそば一幻』。

北海道といえばやはり味噌ラーメン!(前日も食べてたけど)
という事で「えびみそ」にします。

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うん、良い感じのラーメン。味噌とえびの風味が重なる濃厚な逸品となっています。
これで満足して帰れるな。

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6.3日間の旅のまとめ

 

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新十津川駅と地球岬、神威岬へ行ってみたいという気持ちから始まった、北海道道央西部周遊の旅。
遠距離切符の特徴(有効期限内であれば、後戻りしない限り、何度でも途中下車が可能)を最大限に活かす“一筆書き乗車券”を駆使した旅を成功させる事が出来ました。

豪雨の影響で運休が発生するなど、心配な点も出てきましたが、初めて代行バスで移動をするなど、新たな経験をいくつもする事が出来た、実に充実の3日間となりました。
北海道はレンタカーでないと満足にアチコチ旅をできないと思ってた方にとっても、公共交通機関を駆使してこんな旅ができるんだと、少しでも参考になっていただければ、これ以上の嬉しい事はありません。

旅の方法は様々。
そんな事を実感できた今回の旅でもありました。

 

 



リンク

 

『カリーハウスコロンボ』
『北海道神宮』
『森彦|MORIHICO.|公式サイト』

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