禄剛埼灯台 ~日本海の絶景に映える歴史的灯台~
禄剛埼(ろっこうざき)灯台。
石川県珠洲市の灯台であり、能登半島最先端の灯台としても知られています。
歴史的・文化的価値の高さから、海上保安庁からAランクの保存灯台に指定されているほか、「日本の灯台50選」にも選ばれている(Wikipedia情報)ようです。
さらには、海から昇る朝日と海に沈む夕陽を同じ場所から見ることが見ることができる場所ということでも有名であるらしい灯台です。
たしかに、ここから見る朝日や夕日は格別でしょうな。。
今回は残念ながら時間的にどちらも見ることはできませんでしたが。
日本で唯一「菊の御紋章」がある灯台でもあるとのこと。
ちょうど灯台中央部の足場のすぐ下側にありました。
ちなみに、この灯台の光は、海上のはるか34km先まで照らすのだとか。
また、崖下には「千畳敷」と呼ばれる海食棚を見ることができます。
人工的に削ったかのような綺麗な削れっぷりです。
心地よい晴れた一日でしたので、日本海といえども実に穏やかな波が寄せては帰る光景が広がっていました。
写真ではほぼ分からない状態ではありますが、海の遥か向こうにはうっすらと佐渡島も見えていました。
また、視線を右の方にずらせば、立山連峰(北アルプス)の山々も見ることができます。
もっとすっきりと晴れ渡ってくれていれば言うことなしだったんですが…これでも十分に素晴らしいので、あまり高望みはしない事にしておきましょう。
「日本列島ここが中心」と謳われた石碑もありました。
やや強引な気もしますが。
無人の灯台のため、基本的に内部の見学はできませんが、年に数回は一般公開されているのだとか。
朝日や夕日と一緒に是非とも見てみたいものです。
それにしても、青い空と海と白い石造りの灯台のこの景色は、何と素晴らしいものか。
アクセス(バス)
金沢からバスを利用したい場合、「金沢駅東口」から「すずなり館前」まで直通の“珠洲特急線”で移動し、「すずなり館前」から“木の浦線”バスに乗り換えて「狼煙」で降りる、というルートが分かりやすいかと思います。
ただ、当日中に金沢から移動を始めてこの禄剛埼灯台をまともに見ようと思うと、10:30金沢駅東口発のバスに乗る以外の選択肢はないと思います。
やはりここは前日までに能登半島の輪島市や穴水町、珠洲市などに移動しておき、翌日に余裕を持って見に行くのが無難ではないかと思われます。
■『北陸鉄道バス/珠洲特急線・時刻表』
■『北陸鉄道バス/木の浦線・時刻表』 ※PDFファイル
輪島市からバスを乗り継ぎながら「狼煙」まで移動する事も可能。
前回からもお伝えしていますが、私の場合は輪島市内から白米千枚田(しろよねせんまいだ)に寄り道しながらバスを乗り継いでこの狼煙まで来ています。
この場合、「輪島駅前」より“町野線”バスに乗り、「曽々木口(そそきぐち)」にて“大谷線(B)”に乗り換えて「狼煙」まで移動します。
ただし、このルートの場合だと「曽々木口」から「狼煙」行きの直通のバスは、09:50の1便しかないことに注意が必要です。特に土日祝日だとこの1本を逃すと行けなくなってしまいます。
平日だと12:35、15:30にもバスがありますが、「木の浦」にてまた乗り換える必要が出てきます。
「狼煙」停留所に着いたら、停留所のすぐ隣に「道の駅 狼煙」があり、その向かい側の小道から禄剛埼灯台へと歩いて移動していきます。
マイカーで来ようがバスで来ようが、狼煙から灯台までは歩いて行くしかありません。
やや急な坂道を上り続けていきますので、体力に自身がない方や脚などに怪我をされている方はやや注意が必要です。
と言いましても、道はきちんと舗装されていますので、そこまで身構える必要は全くありませんが。
さらに道を進んでいき、右側に「海風の灯」というモニュメントが見えてくると、灯台はもう間近です。
後は存分に灯台と日本海の絶景を堪能しつくしましょう。
そして、ここで十分に絶景を楽しんだ後、次なる目的地「金剛崎」に移動を開始することにしますが…次の「金剛崎」最寄のバス停「葭ヶ浦(よしがうら)」まで行くバスは2時間も後となっていました。
(私がここを訪れたのは10:40頃。次の「葭ヶ浦(よしがうら)」を通るバスは11:10か13:30となりますが、さすがに11:10は無理があった)
2時間以上もここで暇つぶしをするのは勿体無いと思ったので、「金剛崎」までの約3kmの道のりを歩いて移動することに。
(あまりお勧めはしませんが)
という事で、次回は「金剛崎」の「空中展望台」、「青の洞窟」についてまとめてみようかと思います。
リンク
■『すず観光ナビネット・禄剛埼灯台』
■『ほっと石川旅ネット・禄剛埼』
この記事へのコメントはありません。