伝統文化が色濃く残る南の島、竹富島を歩く

 

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沖縄県の離島「竹富島」。
前回は『猫島』という観点から同島の様子をまとめましたが、今回はそれ以外の見所について簡単にまとめてみようと思います。

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『沖縄県・竹富島 ~日本最南端の猫島を歩く~』

 

 

 

 

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竹富島は沖縄県の八重山諸島にある離島の一つで、伝統的な建造物が多く、そして周辺の環境が地域的特長を顕著に表している事から、『重要伝統的建造物群保存地区』に指定されています。

 ・家の向きがほとんど南向きで、2~4軒が一区画に切られている
 ・ほぼ同面積の屋敷を珊瑚石灰岩の「グック」と呼ばれる石垣で囲み、周囲を福木等の防風林でめぐらせている
 ・フーヤ(主屋)とトーラ(別棟)と呼ばれる軒の低い屋根を瓦でふき、さらに漆喰で固めている
 ・門には扉がなく、中に入ると結界の役目を果たす「マイヤシ」と呼ばれる趣向を凝らした目隠しのある白砂の庭がある

このような特徴が色濃く残っている島となっているのです。

 

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集落の北西部あたりにある『なごみの塔』周辺からは、その特徴溢れる竹富島の家屋の数々を見渡す事が出来ます。

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沖縄といえばコレ、というほどにお馴染みのシーサーもしっかりとあります。

中国由来の魔除けとして、現在も沖縄本島を始め、いたる場所で見かけるこのシーサーですが、魔除け以外にも屋根裏の熱気を抜く換気孔の雨除けの役割も果たしています。

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年2回、浜から砂を運んで道と庭に敷き詰めるという習慣がある為、集落なのに道は砂でいっぱいとなっています。
陽に照らされると、白く美しく輝く道。

 

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この特徴ある家屋と道を、水牛車が進んでいく光景は、まさにここにしかない竹富島ならではのもの。

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水牛車の乗り場周辺では、そこで休む水牛を間近で見る事も出来ます。
近くで見ると、その大きく弧を描く角が迫力の姿をしています。

 

この日は、雨が急に降り出したり、止んで晴れ間を覗かせたり、を繰り返すかなり変な天気でした。

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雨が降ると大抵は気が沈んでしまうものではありますが、この竹富島では、その雨ですら絵になるような光景が広がります。

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そして、やはり沖縄の離島といえば、海の綺麗さでも知られます。

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コンドイビーチは、この竹富島を代表する砂浜となっていますが、やはりここも綺麗な海をしています。

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すっきり晴れていればもう少し綺麗に見えた事でしょうが、これでも十分と思えてくるほどのもの。

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温暖な気候となっていますので、かなりの長期間泳ぐ事が出来ます。
その気になれば3月や11月でも泳げるかもしれません。

 

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前回もお伝えしていますが、このコンドイビーチが猫の多いポイントでもあります。
猫も一緒に見ておきたいという方は、このコンドイビーチを目指しましょう。

 

 

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コンドイビーチの北川には、登録有形文化財に指定されている『西桟橋』があります。

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1938年に建設された、竹富島初の近代的桟橋であり、石灰岩を積み上げ、コンクリートで固めた桟橋となっています。

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竹富島では稲作が困難であった為、この桟橋からわざわざ西表島まで船を出して農作に励みました。
松をくり抜いて造った「イタフニ」という船や帆船の発着場として、この桟橋が利用されていましたが、近年では漁の為の船着場として利用されているそうです。

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ここから見る海もまた情緒溢れるもの。

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ちなみにこの西桟橋は、夕陽が綺麗に見える場所としても知られていますので、時間があるなら是非夕暮れを待ってみましょう。

 

 

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このように、島の文化だけでなく、自然でも南国らしさを存分に味わう事が出来る竹富島。
石垣島から船で15分程度の近場に位置する事もあり、人気の離島の一つとなっています。
可愛らしい猫たちの姿も楽しめ、あらゆる角度から旅行者を魅了してしまう南の島。
石垣島の観光のついでに、是非とも寄っておきたい島の一つです。

 

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  リンク

 

『竹富島 ぱいぬ島ストーリー』
『竹富観光センター 竹富島の水牛車観光のことなら』

 

 

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