天橋立 ~海の京都の定番~
“京都”といえば「清水寺」や「金閣寺」といった寺院をイメージするのが大半だと思われます。
しかし、意外と忘れがちなのは、京都府は日本海にも面しているという点か。
そして、その“海の京都”にも、京都市内とはまた一味違った素晴らしいスポットがしっかりと存在しています。
清水寺や金閣寺といった寺院だけが京都の見所じゃないぞ、という事を思い知らされる事必至です。
まともに回ろうと思ったら、1日や2日じゃ足りないくらいです。それくらいの魅力が京都の海にはあります。
そんな“海の京都”について、今回から数回に分けて簡単に触れてみようかと思います。
海の京都集
■伊根の舟屋 ~海上に浮かぶ町のような幻想光景~
■舞鶴赤レンガパーク ~ノスタルジックな舞鶴の顔~
■舞鶴の軍港を楽しむ ~海軍ゆかりの港めぐり遊覧船~
■舞鶴/海上自衛隊北吸桟橋 ~迫力の護衛艦隊を間近で見学~
まずは、“海の京都”の定番「天橋立」。
日本三大景勝地(日本三景)の一つに挙げられる、説明不要の観光スポット。
この天橋立にはいろいろな伝説があり、太古の昔、神が天界と下界を結ぶために作った梯子が倒れて、それが天橋立となった、という言伝えもあるのだとか。
ビューポイントから股のぞきに見る逆さ橋立が、まるで天に架かる光景に見える事でも有名(この写真じゃそうは見えないか…)。
異界や異国の情景を想像したり見たりする手段の一つとしてこの股のぞきをする、という話もあるようだ。
ついでにギニュー隊長のマネをやってみるのも…ってそんなありがちでくだらねぇ事を考えるようなヤツはいねぇか。
暫く眺めていると、ちょうど3隻の貨物船が廻旋橋を通過していく光景を見ることができました。
この高台から見下ろすのも良いかもしれませんが、近場でも見てみたかった。
天橋立駅からの最寄のビュースポットは、文珠山の山頂にある天橋立ビューランドの飛龍観。
ここへはモノレールかスキー場などによくあるようなリフトで上り下りする事が可能で、手早く移動を済ませたいならリフトを使うと良いでしょう。
それにしても、リフトで上る際はともかく、下る際は、高所恐怖症の人にはたまらないかもしれないな。景色は最高ですが。
ちなみに、この天橋立に訪れたのは、去年の9月上旬頃。
この日の午前中は曇りだが次第に晴れていく、という天気予報のはずだったんですが、どんどん雲が広がり、しまいには雨が降り出す始末。
どうせならもう少し散策してみたかったなぁと思ってはいましたが、少し早めにここを後にする事に。
ちょっと残念ではありましたが、ここを訪れたのは今回が初めてではなかった事と、今回の“海の京都”旅の真の目的は次の「伊根の舟屋」にあったので、それほど気にはしていませんでしたが。
とは言え、夕方に「伊根の舟屋」から戻ってきた際には晴れていました。
せっかくなので、日本三文殊のひとつとされる智恩寺に軽く立ち寄ってみることに。
夕日が差し込む情景がまるで境内の厳格さと神聖さをより一層引き立ててくれているようです。
せっかく晴れていたというのに、あっという間に日が暮れてしまったので、次はもっと色々散策してみたいと思いつつ、電車に乗り込みました。
次は、この天橋立の北部にある「伊根町」についてまとめてみようかと思います。
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