海鳥の島、天売島 ~レンタサイクルで島内を駆け巡る~

海鳥の島、天売島 ~レンタサイクルで島内を駆け巡る~

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北海道、天売島(てうりとう)

羽幌町沖約27kmの日本海に浮かぶ離島で、前回紹介した「焼尻島(やぎしりとう)」のすぐ西側に位置します。
焼尻島が羊たちの島で知られている一方で、こちらは8種類100万羽の海鳥たちが、3月~8月にかけて繁殖の為に利用する島として知られています。

特に世界一の繁殖数を誇る“ウトウ”という海鳥で知られ、日没と同時に魚をくわえたウトウが赤岩展望台周辺の巣穴に戻り、そしてウミネコがその魚を狙ってやってくる様を、5月中旬~8月上旬にかけて見ることが出来る場所となっています。

今回は8月下旬に訪れたこともあって、海鳥たちのシーズンは終わっており、さらには大雨が降った直後の曇天という事もあって、完全にタイミングを外してしまいましたが、せっかく隣の焼尻島に訪れたんだから、ものはついでとばかりにこの天売島にも行ってみることにしました。
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・焼尻島の詳細については、こちらを参照ください。
『ヒツジ島(焼尻島)の旅 ~レンタサイクルで島内を駆け巡る~』

・羽幌港~焼尻島・天売島のフェリー・高速船のダイヤについてはこちらを参照ください。
『羽幌沿海フェリー/運航ダイヤ』

 

 

天売島は、焼尻島の西端部から約3.7kmほど離れた場所に位置し、焼尻港からフェリーで25分、高速船で15分という、割と近い場所にある島です。
(羽幌港からだと、フェリーで片道1時間45分、高速船で1時間5分程度)
船の運航本数が多めとなる6月~8月だと、日帰りで2島とも訪れることが可能となります。

今回の私の場合、8月24日の訪問となりましたので、まずは08:30に羽幌港をフェリーで出発し、09:30に焼尻港へ到着。焼尻島をレンタサイクルで一通り見て周り、11:45に天売港行きの高速船に乗って、12:00に天売島に到着、という段取りで進めていくことに。

 

 

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午後12時頃。天売島に到着。
この時間になってまた大雨が降り出した為、雨宿りを兼ねて昼食をとることに。

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天売フェリーターミナルの入口を正面に見て、すぐ左後ろの方に「海友丸」という“めし処”があったので、そこで食事をしました。

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まともに食事をしようとしたら、安くても2,200円以上掛かります。
しかし、ここまで来てこんなことを気にしているのは、野暮というもの。

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この天売島では「うに丼」が名物ということですが、この日はなぜか“うに”という気分ではなかったので、「メジマグロ丼」を注文。

締まった肉質、マグロらしいシンプルな味わい。
なかなか良いです。

 

 

昼食を食べ終えても、まだ雨は降り続いていましたが、雨雲の動きを見てみると、後30分~1時間ほどで止みそうな気配でしたので、この天売島でもレンタサイクルを利用して駆け回ってみる事に。

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「海友丸」のすぐ隣にある「おろろん」にて、自転車をレンタル。
この天売島、けっこうキツイ坂道が連続で続くため、電動アシスト機能付きを選ぶのが無難と言えるでしょう。

上り坂の連続は、島の西側に移動するまでの片道で済みますので、一度上り切ってしまえば、後の帰り道は下り坂しかありません。
こういうこともあって、往路のみ我慢すれば良い為、普通の変速機能付きの自転車でゆっくりと走っていけば十分、という考えもありでしょう。

ただ、私の場合は、帰りの船の便も考慮に入れないといけなかったので、手堅く電動アシスト付きを選ぶことに。

もっと急ぎ目で島内を周りたいなら、レンタカーもありますので、自分の旅行プランと合わせて吟味しましょう。

 


自転車でも車でも、まずは島の南側の道を西へと進んでいき、そしてそのまま北側の道を東に進んで島内を1周する、というのが基本ルートとなります。
特に夏季は、北側の道が東側への一方通行規制となりますので、注意しましょう。

 

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そして、まだ小雨が降り続く中を、自転車で進んでいきます。

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南側の道の中間地点あたりから、急な坂道の連続となります。
心して掛かりましょう。

 

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しばらく上り続けると、島西端の灯台が見えてきます。

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この灯台の脇には「赤岩展望台」という、この天売島で一番の見所があります。
ここは見逃してはいけないスポットですので、是非とも寄っていきましょう。

 

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遊歩道が整備されていますので、そこを進んでいきます。

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遊歩道の脇には、あちこちに無数の穴が広がっているのが分かると思います。
この穴は「ウトウ」という海鳥の巣穴であり、10m四方に150個以上も密集しています。

このウトウの雛の子育てが見られるのは、例年5月~7月にかけて。
日中は海上で生活していたウトウが、夕暮れ時になると口いっぱいに小魚をくわえて、雛の待つ巣穴へと一斉に帰ってきます。
そして、この小魚を狙おうとウミネコの群れがやってきて、ウトウとウミネコの小魚を巡っての攻防戦が繰り広げられます。

その光景が非常に圧巻であるとのことですが、残念ながら私が訪れたのは、8月24日。
時期は完全に外していましたので、その光景を見ることは叶いませんでした。
(尤も、最初からそれは分かっていましたので、はなから15:50の船で帰る予定でしたが)
次は是非とも6月~7月中旬頃の時期を狙って行ってみたい。
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そして、この赤岩展望台のもう一つの見所は、天売島最西端のシンボル「赤岩」。

海中から突き出た槍のように鋭く伸びた垂直岩で、その高さは海抜48m。
この日は天気が優れていなかったにも関わらず、その周囲の海の綺麗さが写真からでも伝わってくるかと思います。

綺麗な青をしています。

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さほど広い島ではないというのに、非常に雄大な景観。
曇っていても壮観であることに変わりありませんが、これは是非とも晴れた日に来たかった。

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遊歩道から見る海もまた非常に綺麗なもんです。
とにかくこの「赤岩展望台」は、どこをとっても面白い光景です。

 

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そして、再び自転車に乗って移動を続けます。

上り坂はまだもう少しだけ続きます。
途中の坂道からお隣の焼尻島が姿を覗かせます。
素晴らしい景色。

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そして、坂道を上り終えてすぐの辺りに、「千鳥ヶ浦園地」という海鳥観察舎があります。
細い道を進んでいった所にある観察舎からは、100mを超えるという断崖絶壁のダイナミックな景色を楽しむことができます。

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目の眩むような高さ。
ここが離島である事を忘れてしまいそうです。

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4月~8月までのシーズン中だと、観察舎内に設けられた無料の望遠鏡で、断崖の岩棚で子育てをする海鳥たちの姿を見ることもできます。

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しかし、「マムシ出没注意」ったって、どう注意すれば良いのさ!?
と思われることでしょうが(私もそう思っていました)、とりあえずは茂みの近くや中をむやみに歩いたりしなければ良いでしょう。

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ただ、この観察舎までの細い道の両脇には茂みが広がっていますので、ちょっとした不安を隠しきれなくなりますが。

 

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そしてここを後にし、自転車で先へ進んでいきます。
ここまで来ると、後は下り坂しかありません。

スピードに注意して進めていくのみ。

 

 

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北側のルートの中間辺りに、今度は「観音崎展望台」というビュースポットも出てきます。

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こちらの景観もまた壮大。
本当に晴れた日に来たかったと思ったもんですが、これはこれでまた違う素晴らしさがあるというものです。

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反対側には焼尻島も見えます。

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ただ、この展望台までの道も狭く、その両脇にはこれでもかとばかりに茂みが広がりますので、通行には注意しましょう。

 

 

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そして、後は港町へと戻っていきます。
ここから急な下り坂が続きますので、今度はスピードの出しすぎに注意しながら、カーブの下り坂をひたすら下っていきます。

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なぜか一部のみに歩道が設置されているのが不思議で面白い。
そして、眼前の海の向こうには焼尻島が。

なかなかのビュースポットを伴った道となっていますが、よそ見しすぎて事故を起こさないように十分注意しましょう。

 

 

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そして港町へ帰着。
長いようであっという間の島内1周。
大変さよりも島内の自然に圧倒されっぱなしの周遊となりました。

 

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港の周辺もまたならではの情緒があって面白いもの。
時間が余ったら、フェリーターミナル周辺も簡単に周ってみると面白いでしょう。

 

 

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こうして天売島の旅を終えて、羽幌港への帰路へと着きます。
来たときは大雨が降り続いていたので、一時はどうなるものかと心配でしたが、終わってみれば非常に有意義な時間を楽しむことができました。

前回の焼尻島と今回の天売島の旅の行程については、また後に詳細をまとめることにします。

またもう一度訪れたたいものです。
次は6月か7月の晴れた日に。
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  リンク

『小さな地球。天売島』
『羽幌町観光協会』
『羽幌沿海フェリー/天売島』

『羽幌沿海フェリー/時刻表』

 

 

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