オホーツク海の流氷
果てしない大海原が白銀の世界へと姿を変える、国内では厳冬の時期にこのオホーツク海でのみ見ることができる心に残る景色。
このまま流氷に乗ってどこまでも流れていきたいとさえ思えてくるような(現実逃避)。
ちなみに、日本の流氷はなぜこのオホーツク海でのみ観測できるのかと言いますと、
①ロシアのアムール川から流れてくる水によってオホーツク海の表層が塩分濃度の低い層で覆われ(塩分濃度が高いと凍りにくい)、
②それがシベリアからの厳しい寒気によって氷結し、
③さらに大陸や島々で囲まれたオホーツク海特有の地形によって、日本海や太平洋への出入りが少ないから、だそうな。
かなりざっくりとした説明ですが。
そしてこの流氷は日によって結構流されたりしやすいので、冬季は常に接近、接岸しているというわけではありません。
この2枚の写真は、流氷を見た翌日に再度同じ場所で撮影したもの。たったの一日でここまで変わってしまう事も。
流氷を楽しむには、ちょっとした運も必要になってきます。
暖冬ともなると尚の事(今冬がちょっと異常なだけかもしれませんが)。
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