列車と路線バスで行く四国太平洋沿岸横断の旅 #5・4日目、お松大権現、弁天山、眉山、そして帰路

 

四国太平洋沿岸横断の旅” FINAL(第5弾)。
旅の最終日、4日目の内容です。
今回は、『お松大権現』、『弁天山』を経て徳島市の『眉山』へ立ち寄り、帰路へとつきます。

 

 

 

招き猫ビッシリの『お松大権現』へ

 

最終日4日目、この日の朝は、比較的ゆっくりと過ごす事にしました。
3日連続で朝5時起きかつ、かなりハードに過ごしていたので、最後くらいはゆっくりしても良いだろう。
というよりも、バスの時間の都合上、こうせざるを得なかっただけの事でもあるのですが。

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3泊目の阿南プラザインでは、朝食が無料サービスとなっていた為、これまた久々の朝食を堪能する事にします。

…というか今回、あまりにも食に無頓着過ぎるな。
グルメもまた旅の楽しみの一つであるにも関わらず、今回は地元の特産などもことごとくスルーしてきたな。

時間の都合上、仕方ない事でもあったんですが。

と、それは置いておき、最初の目的地行きバスの時間09:55までゆっくりと過ごす事にします。

 

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ホテルをチェックアウトし、阿南駅前の停留所にて、加茂谷(かもだに)行きのバスを待つ事にします。

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停留所の位置は若干分かり難いですが、駅西口のタクシー乗り場の北側、「牟岐通観光」の看板のある建物のすぐ目の前にあります。

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小さなバスです。
この日は日曜日と言えども、乗客は私一人のみ。
よっぽど利用者が少ないのだろうか。

貸切状態でこれはこれで気持ち良いかもしれませんが。

目的地の『お松大権現』は、このバスの終点である「加茂谷」まで移動します。
終点なので、乗り過ごす心配は無し。
移動時間は、「阿南駅北」から約25分。
バス内でゆっくりしながら移動しましょう。

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10:20頃、バスは「加茂谷」停留所に到着します。

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『お松大権現』は、この停留所のすぐ隣の駐車場の奥の方にあります。

 

 

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お松大権現(おまつだいごんげん)

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猫神さま」という通称で親しまれており、願い事、勝負事に御利益があり、受験シーズンには合格祈願の参拝者で賑わう神社。

江戸時代、富豪の策略によって奉行に不当な裁きを受けた挙句、処刑されてしまった「お松」という女性の愛猫が妖怪変化となり、富豪や奉行らの家を代々崇り続けて仇を討ったという伝説が残る神社となっています。

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境内には約1万体もの招き猫が奉納されています。

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なかなか圧巻の光景です。

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ちょっと神々しい猫大仏の姿も撮れたり。

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折角なのでここで招き猫を1体購入していきました。
幸運を招いてくれますようにと願いを込めつつ、11:11の帰りのバスの時間が迫ってきたので、猫神さまを後にします。

 

11:35頃、阿南駅北にバスは到着します。

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そのまま阿南駅より11:47発の徳島行き列車に乗り込みます。
阿南市を後にし、いよいよこの旅の最後の地、徳島市へと移動を開始します。
次なる目的地は、『弁天山』。
その最寄駅である地蔵橋駅まで列車移動します。

 

日本一低い山『弁天山』へ

 

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12:19、地蔵橋駅に列車は到着。

ここから徒歩で弁天山へと向かいます。

 

 

駅から弁天山までは、およそ1km。
徒歩でも十分な距離です。

 

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弁天山(べんてんやま)

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日本一低い自然の山として知られており、その標高は僅かに6.1mしかありません。

ちなみに、日本一低い山というと、大阪の天保山や、仙台の日和山(ひよりやま)がまず挙げられると思いますが、この2箇所は何れも築山(人工山)となっています。
国土地理院に認定された自然の山で、この弁天山より低い山はない為、ある意味でこの弁天山こそが、正真正銘の“日本一低い山”と言えるかもしれません。

わずか数十秒で山頂に辿り着けてしまいます。
足腰や体力に自身がない方でも、安心して登れる事でしょう。

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この弁天山は、弁天様を祀る「厳島神社」でもあり、山頂には社もあります。

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折角なので、開運祈願もしてみてはいかがでしょうか。

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そして、この弁天山のすぐ向かい側には、「チーアン」という中華そば屋があります。

何とここで弁天山の登頂証明書を10円で購入する事が出来ます。

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店舗入口のすぐ右側の方に引き出しが設置されており、その中に証明書が収納されています。
10円を納めて1枚もらっていきましょう。

 

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そして、せっかくなので、ここで昼食も済ませていくことにします。

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中華そばの「肉玉入り(小)」と「焼き飯(小)」を注文。

なかなかの美味しさ。
地元の方々にも親しまれているお店となっています。

徳島市街地から離れてはいますが、ここはお勧めできる中華そば屋です。

弁天山だけを目当てに来訪すると、拍子抜けしてしまう恐れもありますが、このチーアンに寄るついでだと思うと良いかもしれません。

 

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そしてゆっくりと歩きながら地蔵橋駅へと戻り、13:57、ついに四国最後の列車移動をこなります。

 

最後の寄り道、眉山への登頂

 

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14:08、終点の徳島駅に到着。
今回の旅の最後の駅となります。

帰りは徳島駅前16:00発の高速バスとなっています。
2時間弱の余り時間が発生した為、眉山(びざん)へ登ってみる事に。

 

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さすがに徒歩での登頂は時間が足りないので、ロープウェーを利用します。

ロープウェー乗り場は、徳島駅から800mほど南西側に位置する、「阿波おどり会館」の5階。

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1階の券売機にて、ロープウェーの往復券(1,050円)を購入し、5階へと向かいます。

 

 

ロープウェーに乗って一気に眉山山頂へ。

ただこのロープウェー、ゴンドラがけっこう小さめです。
利用者が多いとかなりの待ち時間が発生したり、複数人で乗り込もうとする場合、時間を分けてしか乗れない事もありますので、注意しましょう。

 

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眉山山頂

徳島市街地などを見渡せる、なかなかの絶景が広がります。

この日は残念ながらあまり空気が澄んでいませんでしたが、それでも凄い光景です。

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夜景もまた素晴らしく、日本三大夜景に引けをとらないレベル……だと思う。
時間があれば、是非夜の眉山も楽しんでみてください。

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LED万華鏡というものもあります。
その名の通り、LEDの光が万華鏡のように映し出されるというものです。

しかし、なぜ万華鏡?しかもLED??

と、ここでちょっと一息ついたところで、徳島駅へと戻る事にします。

 

四国旅の帰路

 

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16:00、三ノ宮方面へと向かう高速バスがやってきました。
4日間の旅の帰路へとつきます。

さよなら四国。

 

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明石海峡大橋の本州側の方にある「高速舞子」まで高速バスで移動し、そこからJR山陽本線の舞子駅より神戸駅まで普通列車にて移動、神戸駅から新快速にて一気に米原駅まで移動し、名古屋へと至るルートをとります。

 

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こうして長いようであっという間だった、“四国太平洋沿岸横断の旅”は予定通り無事に完了となります。
こうして振り返ってみると、反省点はちょくちょく見当たるものの、非常に楽しめたものです。
4日間という限られた時間だったので、けっこう急ぎ目に移動をこなしはしましたが、もし列車やバスでの旅を検討されている方がいらっしゃったら、少しでも参考になると幸いです。

……って、自分で言うのも何ですが、なかなかこんな酔狂なマネをする方はいないかもしれませんが。

高知県の中部あたりはほぼ素通り状態だったのが惜しまれるところではありますが、それはまた高知県に訪れた時の楽しみに取っておく事としましょう。

 



リンク

『お松大権現』公式サイト
『弁天山』
『阿波おどり会館』
『眉山/徳島県観光情報サイト 阿波ナビ』

 

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