舞鶴の軍港を楽しむ ~海軍ゆかりの港めぐり遊覧船~
若狭湾西部に位置する港町、舞鶴市。
かつて日本海軍の舞鶴鎮守府が置かれ、現在は海上自衛隊舞鶴地方総監部として発展していった軍港の街としても知られています。
海上自衛隊の主要な地方基地は、他にも神奈川県横須賀市、広島県呉市、長崎県佐世保市、青森県むつ市(大湊(おおみなと))の4箇所に置かれ、舞鶴は海上自衛隊5大基地の一つであり、日本海沿岸防備の要となっています。
休日になると自衛隊桟橋(北吸桟橋)から護衛艦艇の見学も可能(これについては次回にまとめようと思います)。
また、“海軍ゆかりの港めぐり遊覧船”にて、軍港内の艦艇の数々を海上から間近に見ることもできます。
今回はその港めぐり遊覧船についてまとめてみようかと思います。
※ただし、特にミリタリー好きというわけでもないので、あまり細かい事は分かっていません。ご了承ください。。
※また、写真は2015年9月上旬に撮影したもので、冬季(12月~3月)の遊覧船の運航は行っていないようです。
遊覧船の乗場は「赤れんが博物館」のすぐ西側。
11:00より1時間置きに遊覧船が出ており、1日4便(14:00)まで運航しています。
料金は大人1人1,000円(小人500円)。各便の所要時間は30分となっています。
予約は出来ませんので、船内の好きな位置を狙いたいなら、早めに乗場前に並んでおく事をお薦めします。
ちなみに、私個人の狙い目の場所は、船尾の右側。または船首の右側。
遊覧船は港内を反時計回りするように周り、艦艇の数々はほぼ船の進行方向右側に見えてくるから。
※画像は「まいづる観光ネット/海軍ゆかりの港めぐり遊覧船」より拝借
そして出航。
11:00と12:00の便は、自衛官のOBや現役自衛官がガイドを務めます(13:00、14:00の便は録音ガイドの模様)。
現役自衛官のガイド内容は、特に軍事物に興味がないという人でもいろいろと勉強になることかと思います。
時には「もし船から海に投げ出されても、軍港内なのですぐに自衛官が助けてくれます」などという冗談(?)も交えながら。
(はしゃぎすぎると本当に海に落ちかねないので注意)
護衛艦の数々を間近で見るのは本当に圧巻です。そしてカッコイイ。
護衛艦「まつゆき」
護衛艦「ふゆづき」
イージス艦「みょうこう」
イージス艦は現在、国内に6隻就役中で、その内この「みょうこう」と「あたご」の2隻がここ舞鶴就役となっています。
この日は「あたご」はいませんでしたが。
補給艦「ましゅう」
かなりでかいです。カメラに収まりきらない。
「いずも」が就役するまでは海自No.1の大きさだったそうな。
ミサイル艦「うみたか」
そういえば、横須賀から移籍となった護衛艦「ひゅうが」はこの日はいなかったな。
一度横須賀で見た事はありますが、ちょっと残念でした。
ちなみに、舞鶴港内のほぼ中央部辺りに、退役して解体待ちの護衛艦「しらね」がポツンと浮かんでいました。
2014年に自衛隊桟橋で一度見たことがあったので、何となく寂しい気持ちに。
静かに朽ちていくのを待っているかのような。。
クレインブリッジや造船所など、護衛艦以外にも見所は満載。
そして30分かけて港内を周り、元の発着場へ船は戻ります。
30分は長いようであっという間。むしろ30分じゃ物足りないとさえ思えてくるかもしれません。
しかし、物足りないと思えても、次は自衛隊桟橋に向かえば、今度は岸壁からゆっくりと間近に艦艇の数々を見学することも出来ます。
次は自衛隊桟橋について簡単にまとめてみようかと思います。
海の京都集
■天橋立 ~海の京都の定番~
■伊根の舟屋 ~海上に浮かぶ町のような幻想光景~
■舞鶴赤レンガパーク ~ノスタルジックな舞鶴の顔~
■舞鶴/海上自衛隊北吸桟橋 ~迫力の護衛艦隊を間近で見学~
リンク
■「まいづる観光ネット/海軍ゆかりの港めぐり遊覧船」
■「海上自衛隊/舞鶴地方隊」
■「北吸桟橋」見学実施予定表
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