国道駅 ~戦前の面影を色濃く残す駅~

国道駅01

風変わりな駅・個性的な駅シリーズその4・『国道(こくどう)駅』。
JR東日本の鶴見線の駅の一つ。

国道駅02

国道駅03

前回紹介したホームから出られない駅『海芝浦(うみしばうら)駅』からのついでに寄る事も可能です。
電車の車窓から一見すると何の変哲もない駅のように見えますが、この駅の特徴はホームの下のほうにあります。

国道駅04

鶴見線の高架橋の下側にある駅といった感じですが…駅の入口周辺があまりに昭和の雰囲気を色濃く残す駅という事で有名となっています。
なぜ「国道駅」なのかと言うと、現在の国道15号がすぐ傍を走っているから、というものすごくまんまな理由であるらしい。

国道駅05

国道駅06

昭和5年に完成し、1930年から一度も改築されたことがないらしく、現在もなお当時の面影をそのまま残した駅となっているのです。
先の大戦での機銃掃射跡までそのまま残っています。

国道駅07

国道駅08

とてもすぐ近くに大都会の横浜があるとは思えないような寂れたこの空間に驚愕すること間違いなしです。
まるでここだけ時代の流れから取り残されてしまっているような…そんな気がしてきます。

国道駅09

看板までもがレトロ。
本当に時が止まってしまっているかのようです。

国道駅10

無人駅ですが、電子マネーの簡易改札機はきちんと設置しているこのアンバランス加減がまた妙に味があっていいものです。

国道駅11

国道駅12

そして当然のようにエレベーターもエスカレーターも設置されていません。

国道駅13

モノクロにするといい感じになります(?)。
最近撮影したとは思えないような古い感じの写真に。

国道駅14

時間がなかったので、昼間しかいられませんでしたが、夜にこの駅に訪れるとまた一味違った顔を見せてくれるかもしれません。
というか、昼間でも人気の無さにちょっとした不気味さすら覚えるというのに、暗くなるとこんどは恐怖心すら感じてしまう…かも。

国道駅15

ここまで来るともうこのまま次世代までとことん残していってほしい。
これはこれで十分見応えがあるというものです。


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