愛媛県の猫島・睦月島 ~松山市の伝統ある島の爽やかな風景と猫たち~

猫島シリーズ第8弾、『睦月島』。

今回ご紹介するのは、愛媛県松山市の瀬戸内海沖合に浮かぶ島の一つ、『睦月島(むづきじま)』。
瀬戸内海には、愛媛県の『青島』を筆頭に、猫島と呼ばれる島がいくつか点在していますが、この『睦月島』も猫好きには知られた島の一つ。

そんな『睦月島』での様子についてまとめていきます。

YOUTUBEに動画もアップしていますので、是非合わせてご覧下さい!

 

 

 

睦月島の概要と島の様子

 

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睦月島』は、瀬戸内海の「忽那(くつな)諸島」の島の一つ。
「忽那諸島」は中島(本島)を主島とし、無人島を含む30以上もの島から形成されており、『睦月島』は中島のすぐ東の隣に位置する島です。

 

 

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島全体でみかん、いよかんを始めとする柑橘栽培が盛んであり、島のちょうど中央部を境目に、東側に高松山、西側に幟立山(おりたてやま)という二つの山が並ぶ島となっています。

『睦月』という島名の由来は、伊予王子と和気姫の子「むつき」が流れ着いたという説と、伊予国の氏族・河野家の祖先がこの島に逃げ落ちた時に、月が出ていなかったからという説、災いが続い為「無須喜」を改めた説など、様々あるようです。

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明治から昭和中頃まで、「縞(しま)売り」という伊予絣※1の行商の島として知られ、全国各地へ赴い行商たちで繁栄しました。
東海岸には「長屋門」と呼ばれる立派な門構えの豪邸が並んでいたそうで、現在もその面影を残しています。

※1 = 伊予絣(いよかすり)とは織物の技法の一つで、別名松山絣と呼ばれており、久留米絣、備後絣と並ぶ“日本三大絣”の一つともされています。

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伝統ある睦月の家屋が建ち並ぶ風景。

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そして、小さな島ならではの、民家の密集する趣のある路地の数々。

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まるで心の奥底に閉じ込められた古い記憶に続いていくような、そんなノスタルジック溢れる風景。

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廃れゆく民家に生い茂る蔦、草木。
これもまた郷愁の心象へと誘うかのような。

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散策しているだけでも、ただ純粋に面白い。

 

 

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独特の路地に魅了されながら歩いていると、ふとメェーという声が。

古民家の路地にこだまするヤギの声。
これもまた日常から、さらに遠い場所へと連れて行ってくれるような、ヤギの案内人。

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瀬戸内海の穏やかな波が打ち寄せる港。
そこに吹き寄せる風もまた穏やかで、海の爽やかな青さを一層引き立てる。

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島旅の魅力がぎっしりと詰まっている。

 

 

 

のんびり過ごす猫たちに癒される

 

と、ここで肝心の猫の姿をまだ1匹も見ていない事に気付きます。

睦月島も、数ある猫島の一つに数えられる島。
しかし、病気の蔓延や世話をする人が減ってしまったりと、猫の数が減ってしまった島も複数あります。

この睦月島も、その例の一つなんだろうか…。

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集落内を歩いていると、たまに民家の入り口付近で寝そべっている猫は見かけるものの、まだ“猫島”というほどの数ではない。
このまま睦月島内の散策は終わってしまうんだろうか…。

 

 

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そんな不安が過る中、『注連石(しめいし)』という、二つの石柱が建てられた場所に出ます。
孳孳為善(じじぜんをなす)」という文字が両注に刻まれています。

中国の儒学者、孟子(もうし)が理想とした、「鶏鳴而起 孳孳為善」。
鶏の鳴くころに起きて孳(つと)め、孳(はげ)みて、善を為す」を意味しており、半漁半農の瀬戸の小島で、日の出とともに起き、勤勉に働く人々の姿を思い浮かべて、この注連石が建てられたという一説があります。

そして、そんな注連石のある場所で…。

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ついに探し求めていた猫たちの姿を見る事が出来ました!

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思ったより密集しています。

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猫の親子たちがのびのびと暮らす姿。

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数はそこまで多くはないものの、まるで折り重なるようにして眠る猫の親子を見ていると、心がほっこりとしてきます。

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注連石の石柱の陰に隠れるようにゆったり過ごす猫たち。
見ているこちらまでリラックス出来てしまいます。

 

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まるで子供にコッソリ内緒話を言い聞かせるような、ユニークなポーズの猫の姿を撮る事も出来ました。
何を教えているのかな? なんて。

 

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ちなみに、鞄に食べ物を持っている場合は、注意が必要です

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私はこの日、自分の昼食用にパンを持っていましたが、その匂いにつられてか、私のカバンに手を出したり、噛みついたりする猫もいました。
割とガッツキです。

 

この睦月島での猫ギャラリーを作成してみましたので、是非ご覧ください!
(手動で切替えができます)

 

 

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すぐ目の前には、睦月小学校が。

島内唯一の学校ですが、2009年4月以降から休校となっているようです。

グラウンドは雑草が目立つ状態となっています。

このまま廃校になってしまうのだろうか。

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しかし、そんなグラウンドに佇む猫の姿も良い。

 

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少し南側の港の方にも、猫たちの姿がありました。

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陸揚げされた船の影でくつろぐ猫たち。

涼しい所を探す達人だ。

 

 

爽やかな光景の睦月島を散策する

 

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暫く猫たちの姿に癒された後、再び島内の散策をしてみる事にします。

“猫の集会所”からさらに島の奥の方へと進んでいくと、當田八幡神社(とうだはちまんじんじゃ)が見えてきます。

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この神社、創立されて何と1100年
思った以上に歴史ある神社となっています。

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田心姫(たごりひめ)市杵島姫(いちきしまひめ)湍津姫(たぎつひめ)の三女神が祭られています。

この神社にて、この島旅を楽しませてくれた事に感謝を告げに、参詣してみました。

 

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この睦月島、海の景色もまたなかなかのものです。

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青い空に穏やかな風を受けながら歩く小さな島の海沿い。

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ただ歩いているだけでも気持ちよくなってくるほどの爽やかさ。

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草花との相性もまた抜群です。

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どうやら猫たちの多くは、先ほどの睦月小学校前の に集まっているらしい。
その他の場所では、たまに1匹や2匹は見かけるものの、5、6匹以上が集まっているような光景は見あたりませんでした。

 

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その代わりに、島の景色に癒されはしますが。

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離島旅の最大の魅力は、何といってもこの青空と海と島ならではの民家の並び、漁港…。これらが良い按配で組み合わさった光景を楽しめるところにあると思う。

 

 

睦月島へのアクセス(簡易版)

 

島の風景と猫たちに魅了される島旅そ存分に味わえる睦月島。
この睦月島へは、愛媛県松山市の「高浜港」から船でアクセスする事が出来ます。

高浜港と睦月島間の船便は、高速船とフェリーの2パターンがあります。

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高速船だと片道23分でアクセス出来ますが、乗船券(片道700円)に加え、急行券(片道570円)が掛かります。
フェリーだと乗船券のみで済みます。アクセス時間も片道30分程度と、高速船と比べるとそこまで大きな差はありません。

ただし、どちらも運航数はあまりありませんので、その日の予定を考慮に入れ、都合の良い手段を選ぶと良いでしょう。

 

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さて、次回はこの睦月島へアクセスした時の様子についてまとめてみたいと思います。
私の場合、山口県の柳井港から松山市まで船で移動し、そこからさらに今回の睦月島へと移動する段取りで移動をこなしました。

その辺りも詳細にまとめてみようと思います。

 

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リンク

 

『愛媛県庁/しまの魅力 睦月島 愛媛・中予の観光情報サイト「ちゅうよ観光ナビ」』

『中島汽船』

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