琉球ランタンフェスティバル ~沖縄・読谷村の冬を彩る新たな風物詩~
沖縄県読谷村(よみたんそん)の「体験王国 むら咲(さき)むら」。
平成5年に放送されたNHK大河ドラマ『琉球の風』のオープンスタジオとして使用され、現在はやちむん(陶芸)、紅型(びんがた)やシーサー制作体験等の伝統工芸体験、さらにはマリン体験や乗馬体験等、様々な体験をする事が可能な観光施設となっています。
そんな「むら咲むら」にて、読谷村の新しい冬の風物詩として定着しつつあるイベント『琉球ランタンフェスティバル』。沖縄県にて初のランタンを使った一種のイルミネーションイベントとも言える内容で、2015年12月に第1回目が開催。
今回(2017年12月2日~2018年2月25日)で3年連続の開催となります。
その名の通り、大小5千個ものランタンが、鮮やかな温かい光で夜を彩り、幻想的な世界を創り出しています。
14~15世紀の琉球王朝時代の街並みを再現した施設内に、中華風ランタンが華やかな色彩を添え、全国各地によくあるイルミネーションとは一味違った独特の光の芸術を楽しむ事ができるイベントとなっています。 施設中央部には、台座を含む10mもの高さがある琉球国王のランタンもあり、一口に“ランタン”と言っても、実にバラエティ豊か。 ランタンというよりも、青森の「ねぶた」に似ているような……。
意外と凝った演出をしており、長さも適度にありますので、物足りなさを感じる事もないでしょう。
ちなみに、ややホラーチックな演出のある場面もあります。小さなお子さんがいる場合、ちょっと驚くかもしれません。
灯籠で足元が照らされているとはいえ、やはり光の演出が主である以上、辺りは薄暗く、石畳の道を歩いて行く事になりますので、動きやすい靴が無難です。
雨が降ると滑りやすくなりますので、やや暗いですが、足元には十分注意しましょう。
とは言えしかし、灯籠に優しく照らされた石畳の道は、非常に幻想的で、そこを歩くだけでも楽しめる事でしょう。
実に多彩なランタンの数々。 思った以上にボリューム満点であり、飽きさせません。
伝統文化とイルミネーションという、コラボレーションが実現させた新たなる光の祭典。
沖縄ならではの独特のイベントとして記憶に残る事でしょう。
この「よみたん夜あかりプロジェクト~琉球ランタンフェスティバル~」は、2月25日(日)まで開催されます。
ランタン点灯時間は、18:00~22:00。
入園料は、大人¥600、中高生¥500、小学生¥400。(6才未満の幼児無料)
“沖縄の冬”という、あまりイメージの湧きにくい時期に登場した、新しい風物詩を是非堪能してみてはいかがでしょうか。
◆『琉球ランタンフェスティバル2017-2018』◆
開催場所:体験王国 むら咲むら
住所:沖縄県中頭郡読谷村字高志保1020-1
開催期間:2017年12月2日(土)~2018年2月25日(日)
営業時間:09:00~22:00
ランタン点灯時間:18:00~22:00 ※最終受付21:30
入園料:大人(大学生)¥600、中高生¥500、小学生¥400 (6才未満の幼児無料)
アクセス:こちらを参照ください
問い合わせ:098-958-1111
リンク
■『琉球ランタンフェスティバル』 公式サイト
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