与那国島への旅 ~レンタサイクルで島内を周遊する~
日本最西端の島、与那国島。
一般人が特別な手続きを必要とせず、飛行機やフェリーで気軽に行く事ができる唯一の日本四端の一つです。
与那国島へのアクセス方法は主に3つ。
1つ目は那覇空港から飛行機で向かう方法。
2つ目は石垣島の石垣空港から飛行機で向かう方法。
3つ目は石垣島からフェリーで向かう方法。
今回、私は実家のある沖縄本島へ帰省している最中に与那国島へ行く予定を組んでいましたので、那覇空港から飛行機で移動する方法を取ることに。
(今回の記事は長くなるので、2ページに分けています)
■『与那国馬 ~島の大自然と与那国馬が織り成す安らぎの光景~』
■『絶壁上の絶景 与那国「ティンダバナ」』
■『「Dr.コトー診療所」 ~与那国島の有名ドラマロケ地を見学~』
那覇空港にてチェックイン手続きや手荷物検査を終えて与那国行きの搭乗口に向かいます。
他の搭乗口と違い、階段を降りたところに与那国行きの搭乗口があります。
「バスラウンジ」と案内にあるように、飛行機にはバス移動となります。
搭乗開始時刻が着たら改札口を抜け、バスへと乗り込みます。
飛行機は結構小さめのプロペラ機。
そういえばプロペラ機に乗るのは今回が初めてだな。
そして与那国島へ向けて飛行機は飛び立ちます。
およそ1時間半ほどで与那国空港へ到着。
この時の与那国島の天気は雨が降りそうな曇り空。
非常に小さな空港である為、飛行機から降りたら徒歩で空港到着口へと向かいます。
しかし、こうして見るとプロペラ機もなかなか良いものだ。
荷物受取りのコンベアも小さめ。
中央部には与那国島の模型があり、かなり独特な感じに。
空港というよりも何かの施設のような……。
でもこんな小さな空港も情緒あって良いものです。
荷物を受け取ったら、早速この日の宿泊先である「アイランドホテル与那国」へと向かいます。徒歩で。
インターネット上から予約をしていましたが、「ホテルの送迎を希望される方は3日前までにご連絡ください」という注意書きを見落としてしまっていた為。
空港からはあまり大した距離がなかったのが幸いでした。
しかし、後でホテルの送迎の方に歩きでホテルに向かっているのを見られ、チェックイン時に「声を掛けていただければ送迎したんですが」と言われてしまう。
あ、まぁ自分の意思で歩こうと思っての事だったんで全く気にはしていませんでしたがね。実際本当に大した距離ではなかったし。
とは言え、9時40分頃という早い時間であるにも関わらず、部屋を使わせてくれたのは非常にありがたいところでした。
部屋は非常に広め。
普段ビジネスホテルしか利用しない私にとってはスイートルーム的な部屋に思えてしまう。
1人で独占するには勿体無いところではありますが、思う存分に利用してやろう等と思ったりする。
(宿泊費も1泊¥15,000ほどと結構高価でしたが、貯まっていたポイントを利用して半額に抑えた)
ちなみに、今回は「レンタサイクル付き」の宿泊プランで予約していた為、自転車をホテルに用意してもらい、それを利用して与那国島を駆け回る事に。
勿論電動アシスト付き。
与那国島は予想外に起伏の激しい地形を成した島となっていますので、電動アシスト付きでないと非常に辛い思いをします。
後になって「やっぱりレンタカープラン」にすれば良かったか?と一瞬思ったりもしたものですが、自転車での島内巡りも実に面白いもの。
体力や体調に問題がなければどちらにするべきか悩むところかもしれません。
ホテルのすぐ目の前に「アマランSHOP」という売店があります。
与那国島内は売店や自販機が少ないので、出発前にここで飲食物の調達を済ませておきましょう。
コンビニなどという便利なものはありません。
そして自転車にて島内巡りの旅出発です。
ここで島内を移動する段取りについて簡単に考える。
この時点では天気は曇ってはいるものの、徐々に晴れ間を見せ始めている状況にありました。
まずは「東崎(あがりざき)」に向かおうと思ってはいたものの、どうせならもっと雲が捌けてから行くのが良いだろうと考え、まずは島の南東部にある「軍艦岩」や「立神岩」を見に行き、それから「東崎」に向かう事に。
そして考えた最終的な予定としては、
1.軍艦岩、立神岩
2.東崎
3.ティンダバナ
4.西崎
5.南牧場を横切って比川地区へ
6.Dr.コトー診療所(志木那島診療所)
7.西崎にて夕日を見る
という順で島内を廻ってみる事に。
予定通りまずは「軍艦岩」を見に「サンニヌ台」という場所を目指します。
展望台がそこに設置されてあり、そこから「軍艦岩」を見る事ができます。
軍艦……というより潜水艦に似ているような……。
写真で見ると大した事ないように思えるかもしれませんが、実際に見てみると意外と凄い景観です。
1993年のNHK大河ドラマ「琉球の風」のロケ地でもありますので、その記念碑も建てられています。
塗料が落ちて文字が読みづらくなっていますが。
立神岩はここからさらに西側に進んだ先の展望台で見る事ができます。
結構な坂道を上る事となりますが。
立神岩。
まるで岩柱を1本だけ建てたかのような独特な形状の岩です。卑猥な形に見えなくもない。
それにしても与那国島の景色は思った以上に雄大なものです。
離島である事を忘れてしまうような絶景が続きます。
この辺りから晴れ間もどんどん広がり始めてきたので、予定通り「東崎(あがりざき)」へと向かいます。
東崎。
ここもまた非常に素晴らしい景観を成しています。
個人的には与那国島でもトップクラスの景観と思うほどです。
東崎については詳細を記事にまとめていますので、コチラも参照してみてください。
■『与那国馬 ~島の大自然と与那国馬が織り成す安らぎの光景~』
東崎を後にし、次に「ティンダバナ」へと向かいます。
このティンダバナ、自転車で移動する場合は非常に苦労します。
見ての通り、起伏の激しさが断トツの場所ですので、電動アシスト付き自転車でもそれなりに労力を要します。
自転車で行こうとする場合は注意しましょう。
しかし、登り終えてからの与那国島を見渡す景色は見ものです。
ティンダバナについても詳細を記事にまとめています。
ティンダバナから次の目的地に移動する前に、すぐ隣の祖納(そない)地区にある「ナンタ浜」に寄り道。
この澄み切った海の青さ、沖縄出身者の私でも見惚れてしまいます。
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