愛猫家の聖地「猫島」 ~愛媛県青島~
愛媛県の瀬戸内海側にある離島、青島(あおしま)。
大洲市の北側に位置する、周囲4.2kmほどの小さな有人島です。
この島の特徴は、何といってもやはり非常に多くの猫が生息している事。
「猫島」という呼び名で知られており、日本国内のみにとどまらず、世界の各地から愛猫家がこの島を目的に訪れるという、ある意味“猫の聖地”と言っても過言ではない島です。
※青島へのアクセス方法については、コチラを参照ください。
■『愛媛県・青島(猫島)への旅 ~移動の注意点と旅の行程~』
※「猫島」と呼ばれる島は、国内に複数個所あります
■『猫島(宮城県・田代島)にて』
□『田代島(猫島)への旅 ~バス、船でアクセスする~』
■『福岡県・藍島(あいのしま) ~福岡の猫島で猫と自然に癒される~』
■『馬島 ~福岡県・藍島近くの、もう一つの穴場的猫島~』
□『福岡県2つの猫島・『藍島』『馬島』への旅』
猫好きの聖地 青島・通称:猫島
島民の数は減少を続けており、現在は15名のみとなっているのに対し、猫の数は100匹を超え、増加を続けています。
(猫好きにはたまらない場所であろう反面、住民の半数は猫嫌いでもあるとか)
エサやり場にてエサを与えると、本当にワラワラと猫たちが寄ってきます。
島には売店がない為、エサを与えたい場合は、島に渡る前に用意しておく必要があります。
また、猫との遊び道具も持っていくと良いでしょう。
何匹かは遊んでくれます。
いや、凄い。本当にありがたい。
この日はゴールデンウィークが明けたばかりではありましたが、日中はもうすでにかなりの暑さ。
写真を撮ろうとすると、猫が私の影に潜り込んできました。
さすが、涼しいところを探すのに長けている。
ぐっすり眠っている猫を見ていると、こっちも心が穏やかになってくるような気がしてきます。
猫の足あとがくっきりと残った路面。
ユニークな光景ではありますが、猫の足は大丈夫だったんだろうか?
住民の方々でしょうか。
軽い食べ物を与えたり、おんぶしたりと、猫の扱いに慣れています。
ちなみに、豆知識として、たまに耳が切れている猫を見かけると思いますが、これはボランティアの方が猫を病院に連れて行き、去勢手術をした際にされたもの。
また、首輪を付けた猫もたまにいますが、これは飼い主がいるという意味ではなく、島に訪れた人が、お気に入りの猫に付けていったものであるらしい。
他にも猫写真を多数撮ってきましたので、これらはスライドショーにてお楽しみください。
(手動での切替にしていますが)
猫島を楽しむ上での注意点
訪れる観光客の増加に伴い、住民への迷惑にもならないよう、ルールとマナーを守る事も大切です。
あまりに身勝手な訪問者が増えた為、島民とその関係者意外の立ち入りが禁止される、なんて事態に陥らないよう、しっかりと決まり事は守りましょう。
1.猫への食事は、所定の場所で与える事。定期船発着場付近でのエサやりは禁止されています。
2.定期船の発着場付近は、物資等の搬出入場所でもありますので、そこで立ち止まらない。
3.島は観光地化された場所ではなく、今も住民が生活をしています。無断で住宅敷地内には立ち入らない。
4.島にはゴミ箱やゴミ捨て場がありませんので、ゴミは各自で持ち帰る。
5.食事の与えすぎは、猫の体調を崩させる原因となりますので、程ほどに。あまったエサは、待合所内のエサ入れに入れましょう。以上の5項目が遵守事項となります。
何れも特別な事ではなく、一般的なマナーの範疇ですので、ちょっと気をつけていれば、何てことはない遵守事項のはずです。
また、如何に観光客が増えたといえども、島内には売店もない為、島民への恩恵はほとんどありません。
猫たちの世話は、数少ない島民がしている以上、限界があります。
ですので、
6.待合室内に、猫の為の募金箱が設置されていますので、募金の協力を。
こちらは任意ですが、「これからもこの青島の猫たちに会いに行きたい」と考えていらっしゃる方は、是非、募金を。
※詳細はコチラも併せてご覧ください。
■『お願い事項』 ※PDFファイル
時間が余ったら、休憩所へ
そして、ここ1年ほどの間での事ですが、集落から少し西に外れた所に、休憩所が設けられるようになりました。1人¥500で利用が可能で、1杯の飲み物も提供されます。
夏にはかき氷も提供されるようです。
民家の一室を利用する形となっており、小さな島の情緒溢れる民家の中で、静かにゆっくりと休むのもまた非常に乙なものです。
特に午前から訪れて、帰りの船を待ちくたびれている方にとっては、この上ない存在となり得るでしょう。 時間が来るまでただゆっくりと寛ぐも良し、一緒に訪れた方々としゃべり合うも良し。
中にはトランプを借りて賑やかに過ごした外国人の方もいたそうな。
休憩所には足あと帳なるノートも用意されています。
島の感想などを簡単に残していくのも良いでしょう。
しかし、皆さん、猫のイラストとか上手いもんだ。
折角ですから、私も書かせてもらっています。
しょうもない内容と、下手なイラストと一緒に。
気が向いたら一度目を通してみてください。
この休憩所は、猫のエサ場からさらに西の方に進んだ場所にあります。
民家の合間を通り抜け、堤防沿いを歩いていきます。ちなみに、この休憩所、その気になれば泊まることも可能です。
休憩所のすぐ向かいの建物に宿泊が可能な部屋が用意されています。
午後から天候が悪化し、帰りの船が欠航となってしまった、という場合に有効と言えます。
ただ、オーナーがこの島にいない場合は、もう仕方がないですが。
この青島へのアクセス方法についてですが、注意点なども多い為、次回にその詳細をまとめてみる事にします。
■『愛媛県・青島(猫島)への旅 ~移動の注意点と旅の行程~』
リンク
■『定期旅客船「あおしま」時刻表及びアクセス』
■『お願い事項』 ※PDFファイル
■『青島・島民15人猫100匹以上の島』 Facebook
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