鵜戸神宮 ~景勝と岩窟の本殿、宮崎が誇る一級の神宮~

 

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鵜戸神宮(うどじんぐう)
宮崎県日南市の日向灘(ひゅうがなだ)沿いに位置しており、ダイナミックな日南海岸の景勝と神話、文化が融合した神宮となっています。

「鵜戸さん」という愛称で親しまれ、中でも本殿は日向灘に面した岩窟内に建てられており、鮮やかな朱塗りの本殿が神秘性をひと際放つ存在となっています。

 

 

 

鵜戸神宮の(簡単な)概要

 

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鵜戸神宮の御主祭神は「日子波瀲武鸕鷀草葺不合尊(ひこなぎさたけうがやふきあえずのみこと = 神武天皇の父にあたる)」であり、本殿にはさらに、

大日孁貴(おおひるめのむち = 天照大御神)
天忍穂耳尊(あめのおしほみみのみこと)
彦火瓊々杵尊(ひこほのににぎのみこと)
彦火々出見尊(ひこほほでみのみこと)
神日本磐余彦尊(かむやまといわれひこのみこと = 神武天皇)

の五注の神が祀られています。

本殿創建の年代は不詳との事ですが、社伝によると崇神天皇(すじんてんのう = 第10代天皇)の代(紀元前216年~紀元前148年?)に創建。中世には「鵜戸六所大権現」、江戸時代以降は「鵜戸山大権現」として、日向国内外から厚い信仰を得るようになります。

現在の本殿は、正徳元年(1711年)に、飫肥藩五大藩主の伊東祐実が改築したものを明治23年(1890年)に大修理を行い、さらに昭和42年(1967年)に修理したもの。
また、平成9年(1997年)には屋根や内装等の修理が行われています。

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西側駐車場の脇にバスの停留所がありますので、宮崎駅前や宮崎空港からのバスでのアクセスも容易。

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ただし、バスで訪れた場合も、西側駐車場に車を止めた場合も、神宮入口の神門まで10分程度は歩かなくてはいけません。

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道中は階段や坂道も多い為、ある程度動きやすい格好である事が推奨されます。

南側駐車場の場合、神門から近い位置にある為、さほど心配はありませんが、本殿まで5分少々歩く事、本殿前にやや段数が多目の階段がありますので、油断はしないように。

 

 

境内を散策する

 

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鵜戸神宮にて、最初にくぐる鮮やかな門を「神門」と言います。

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私が訪れた年末のこの日、この門の前には、風変わりな門松が置かれていました。
この門松、旧飫肥(おび)藩で代々受け継がれているもので、新しい年の神を迎える為に縁起を取り入れた、伝統飾りとなっています。
つるは広くしっかりと根を張るように、縄は絆を強め笑顔絶えない生活を表します。また、縄のワラは向かって右側より7本、5本、3本という縁起の良い数の順で下がっていくようになっています。

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余談ですがこの門松、飫肥の城下町でも見かける事が出来ますので、年末年始に飫肥周辺に訪れる予定がある場合は、是非ご覧になってみてください。

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神門の次にくぐる大きな門、「楼門」。

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中央部には、平成30年の干支である戌(いぬ)の大きな絵馬が掛かっています。

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海、空の青さが門の朱をより一層鮮やかに映し出します。
神聖さと爽やかさが印象的で、ただここを歩いているだけでも非常に心地良いもの。
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境内を歩いていると、兎(ウサギ)の像や絵馬を多く見る事ができます。
鵜戸神宮では、“ウサギ”が「神使」となっており、縁の深い動物として慕われているのです。

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ちなみに、「神使」とは稲荷神社の“キツネ”や、天満宮の“牛”など、神の使いとも言うべき動物の事。
御祭神である「鸕鷀草葺不合尊 (うがやふきあえずのみこと = 神武天皇の父にあたる)」の「鸕鷀(う)」が「卯」、「兎」になったと考えられているそうです。
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「玉橋」と呼ばれる朱塗りの橋が見えてくると、本殿まであとわずか。

 

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本殿前へと下っていく石段と荒々しい岩肌、そして岩窟と海という組み合わせが、あまりにも神秘的。

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段数がけっこうあり、やや滑りやすくなっていますので、上り下りの際は注意しましょう。

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本殿の前には太平洋が広がり、そしていくつものダイナミックな岩石が切り立つように並びます。

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合間に打ち寄せる波しぶきがまた、自然の壮大さを語り掛けるかのようです。

 

 

「運玉」で運試しをする

 

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ちなみに、ここでは「運玉(うんだま)」と呼ばれるものがあります。

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本殿前の磯には、御祭神の母君である豊玉姫が出産の為に乗ってこられたとされる、「霊石亀石(れいせきかめいし)」という枡形の窪み(縄で囲まれた箇所の中心部)のある岩があり、この窪みの中に運玉を投げ入れ、見事入ると、願いが叶うといわれているもの。

運玉は5個で100円となっており、男性は左手投げ、女性は右手投げという決まりもあります。

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横から見ると、割と離れた場所にあります。
思ったよりもちょっと遠めを狙うように投げると良い……かもしれません。
ただ、男性は左手で投げないといけない為、かなり高難度です。
(左利きの場合は、その逆で投げないといけないのだろうか??)
窪みの水にうまく命中できれば入りますが、それ以外の岩肌に当たると、そこで割れたり砕けたりしますので、予想以上に難しいものとなっています。

ちなみに、私は運よく2投目で窪みに入れる事に成功。
願いが叶うと良いな……。

そして、いよいよ本殿前へと向かいます。

 

 

岩窟内の神秘的な本殿での祈願

 

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岩窟内で朱に輝く本殿。
神聖さが際立ちます。

岩窟内に建てられているだけあって、周囲は薄暗く、本殿の裏はほぼ真っ暗な状態となっています。
しかし、これがまた神秘性を深める要素でもあるのでしょう。

安産、夫婦円満、そして縁結びの御利益があると言われる鵜戸神宮。
しっかりと祈願をしていきましょう。

ちなみに、ここでの参拝のお作法は、二拝二拍手一排

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本殿の裏側には、「撫で(なで)うさぎ」というウサギの像があります。

病気平癒(へいゆ)、開運など、願い事が叶うと言われる像。
非常に多くの参拝客に撫でられている為、かなりの部分の塗装が剥がれています。

薄暗い中で見るのは、少々ホラーチック……かもしれません。

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さらに、「お乳岩」と呼ばれる岩も岩窟内にあります。
写真では分かり難いですが、赤い丸で囲った部分がそれにあたります。

母君の豊玉姫が御子の育児の為、両乳房をご神窟にくっつけて行かれたとされる「お乳岩」。
現在においてもなお絶え間なく水を滴らせ、安産や育児を祈願する方々が絶えません。

ちなみに、この「お乳岩」から滴る「お乳水」と呼ばれる水で作られた、「おちちあめ」がその先で販売されています。

御主祭神は、この「お乳水」で作った飴を母乳がわりに、お育ちになったといわれており、現在の「おちちあめ」も同様に、お乳岩から滴るお乳水で作られているそうです。

安産・育児の御利益に購入されてみてはいかがでしょうか。

 

 

まとめ

 

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日向灘のダイナミックな岩石と海、そして岩窟内の由緒ある神聖な本殿がもたらす、鵜戸神宮の唯一無二とも言える神秘性。
参拝と景勝地の散策が同時に味わえる、宮崎県日南市が誇る鵜戸神宮。
宮崎県南観光には外せない一級のスポット。
是非一度ご堪能いただきたい場所の一つです。

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◆鵜戸神宮◆ 

 

・開閉門時間
4月~9月/午前6時~午後7時
10月~3月/午前7時~午後6時

住所:宮崎県日南市大字宮浦3232番地
電話:0987-29-1001
FAX:0987-29-1003

公式サイト:http://www.udojingu.com/

 

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リンク

 

『鵜戸神宮』
『宮崎空港連絡バス』

 

 

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