隠岐屈指の観光スポット『ローソク島』①/展望台からの雄大な眺め
ローソク島(ローソクじま)。
島根県の離島、隠岐の島(隠岐諸島)の島後(どうご)にある、隠岐の島でも屈指の観光スポットの一つ。
その名の通り、まさにローソクの形をした、高さ20mもの細長い岩がそびえ立つ無人島です。
ローソクの芯のような突起物もきちんと先端部にあり、果ては燭台の部分もしっかりと存在しているので、まさに「ローソク島」という名に偽りなし。
このローソク島は、約500万年前に噴出した火山岩から形成されており、元々は陸地の一部となっていましたが、波風による侵食によって沖合いに残されるという、「離れ岩」と呼ばれる海岸侵食地形の一種。
このローソク島は、隠岐の島の島後(隠岐の島町)の北西部に位置しており、すぐ近くの「尾白鼻園地」という展望台から見下ろす事もできます。
しかし、この展望台まではかなり道幅の狭い上り坂を結構な距離で上って行く必要がありますので、道中は十分に注意しましょう。
(詳細は後述)
コチラも併せてご覧ください
■『隠岐屈指の観光スポット『ローソク島』②/遊覧船で絶好の夕日を眺める』
ローソク島展望台入口。
8台分ほどの駐車場のすぐ奥の方に、ローソク島と日本海を一望できる展望台があります。
しかし、ここに来るまでの道中で気が着くと思いますが、この展望台、かなり高い場所に位置しています。
ですので、ローソク島はかなり下のほうに、それも結構小さくなって見える状態となっています。
もっと間近で見たい場合は、展望台入口の脇にある、遊歩道をひたすら降りてゆく必要が出てきます。
遊歩道の入口。
ここからローソク島を眼前で見ることが出来る展望台までの道のりは約840m。
細かなつづら折りが連続するのもまた辛い。
下るだけでもかなり一苦労します。
ここで足を挫こうものなら、かなり悲惨な事となりますので、十分注意しながらあせらずに進んで行きましょう。
ようやく展望台が見えてきます。
そして、この展望台からですとほぼ目の前にローソク島を見る事が出来ますので、駐車場近くの展望台よりは満足出来る事でしょう。 あれほど小さく見えていたローソク島が、思ったより大きなものである事も実感できると思います。それだけ下ってきたという事でもありますが。 ひとしきりローソク島と日本海の景色を楽しんだなら、次に待っているもの、それは、さっき降りてきた山道を駐車場まで戻る事。
じっくりと上っていきましょう。
距離はあまり気にしないのが一番ですが。
軽い登山のようなものとなりますので、準備運動などはやっておいた方が無難でしょう。
当然、動きやすい格好で。
本物のローソクのように火を灯す事は出来ませんが(本当にやったら犯罪だろう)、変わりに夕日がローソク島の岩の先端部に重なる時。
この瞬間こそが、正しくこの巨大なローソクに火を灯した様な光景となるのです。
夕日とローソク島の組み合わせこそが、ローソク島の真骨頂。
ただし、この火を灯したようなローソク島は、海上からでしか見ることが出来ません。
展望台などの地上からでは見ることが出来ませんので、ローソク島遊覧船に乗船を申し込む必要が出てきます。
次回は、このローソク島遊覧船について詳細をまとめてみようと思います。
アクセス
隠岐の島町の中心部からこのローソク島展望台までは、片道で約24kmも離れており、起伏の激しい島ともなっていますので、電動アシスト着きであっても自転車では非常に厳しいでしょう。
バスもあまり近くまでは走っておらず、本数も非常に少ないので、ここはレンタカーを借りるのがベストとなります。
レンタカーも軽自動車であれば、24時間レンタルでも、相場は¥5,500ほどと、かなりリーズナブルな料金設定である為、この後でローソク島遊覧船に乗るという場合でも安心です。
ただし、起伏の激しい道が多いばかりでなく、対向車とすれ違えないような道幅の狭い道も非常に多いため、坂道を走る際は、細心の注意を払いましょう。
特にローソク島展望台付近は、車一台分の幅の、急勾配な曲がり角など、非常に危険性の高い道が連続します。
絶対にスピードは出しすぎないように。
リンク
■『隠岐の島町/絶景!「ローソク島遊覧船」のご案内』
■『エンジョイ隠岐の島/ローソク島遊覧船』
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