砕氷船「おーろら」 ~予約・乗船時に注意しておくべき事~
前回は「砕氷船おーろら」の乗船レポートをまとめましたが、今回はその「おーろら」に乗船するにあたって私なりに注意事項をまとめてみましたので、興味がある方は一読してみてください。
事前予約や船内の場所確保について
まず、この砕氷船「おーろら」に乗船するには、事前にサイトか電話にて予約をしておく事をお薦めします。
当日受付も可能ではありますが、予約なしで乗船人数が満員となっている場合は乗船できない可能性があります。
乗船料は当日、窓口にて現金で支払うことになります(クレジットカードは使用不可!)ので、予約の段階ではお金の準備は不要です。
窓口にて予約者名または予約番号を伝えてチケットを購入します。1人3300円です。
そして、乗船予約はできても、船内の場所までは確保することができません。
当日、出発前に並んで先着順に乗船していき、場所を確保していく事になります。
土、日、祝日の場合、乗船30分前でもこんな状況です。
もし狙い目の場所が決まっている場合、早めに乗り場に行って並んでおく事をお薦めします。
ちなみに、私個人のお薦め場所は、3階展望デッキの後ろ側の右側か左側の2隅、もしくは2階サイドデッキの前と後ろの右側、左側の4隅。
目の前の景色だけでなく、進行方向の前か後ろ側と広く見ることができます。
また、当然ながら展望デッキで景色を楽しみたい場合、ただでさえ冷たい北海道の冬の空気にさらされるだけでなく、海上の強い風に長時間吹かれっぱなしになりますので、防寒対策は万全にしておきましょう。
少なくとも厚めのコートやジャンパーは必須。
写真を多く撮りたい方は手袋も必須です。
手袋がないと、指の感覚が麻痺するレベルにまで冷えます(麻痺するだけで済んだら良いが…)。
船内は暖房が効いていますので、寒さ対策はそんなに気にしなくても良いでしょう。
しかし、窓際の席はすぐに埋まりやすいので、ここを狙いたい方は乗船前に早めに並んで待っておきましょう。
中には特別席も50席用意されているようです。1人400円。
こちらもやはり事前予約不可なので、先着で利用していく事となります。
出航後に係りの方に支払う形となりますので、利用したい方はきちんと確保しておきましょう。
ちなみに、波の具合にもよりますが、船の揺れはそれほど大きくありません。
船酔いの心配はあまりないと思いますが、船の酔いに弱い方や心配な方は念の為に用意しておくといいかもしれません。
流氷と「おーろら」の運行状況について
また、流氷についてですが、冬季であればいつでも見ることができるものではありません。
ある程度は運が絡んでくる事を考慮しておく必要があります。
「おーろら」のサイトに過去の流氷状況や運行状況をまとめたデータが掲載されていますので、そちらも吟味しておくと良いでしょう。
■流氷状況一覧表 ※PDFファイル ←こちらに過去5年間の流氷状況と運行状況をまとめたデータがあります。
こうして見ると、狙い目は2月中旬頃~2月下旬頃といったところでしょうか。
しかし、当然ながら天候によっては船が欠航になる場合もあります。
また、同じ日であっても、午前中は流氷があったのに午後にはなくなってしまった、またはその逆のパターンが出てくる場合もあります。
(「おーろら」は1時間で10kmまでしか運行できないようなので、この範囲内に流氷がなければ海上遊覧に切り替わります)
1月や3月以降に多い感じですが、こればかりは運次第です。
実際、私が今回「おーろら」に乗船して流氷を見たのは、2016年3月6日の第1便(09:30出発)。そして、この日は第2便まで流氷があったのですが、第3便以降は流氷なしといった状況でした。
写真のように、たったの1日でここまで様変わりする場合もあります。
暖冬が顕著であった2016年冬に、3月の流氷体験は賭けに近いものがありましたが、結果的には非常に運が良かったといったところ。
年々流氷が減少傾向にあるという事もありますので、乗船予約をしたら後はうまく流氷に出会える事を祈りましょう。
うまく流氷を見る事ができた時の感動というものは大きいものです。
リンク
■『網走流氷観光砕氷船・おーろら』
■『おいしい街網走 -網走市観光協会- / 流氷』
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