本土の最果てへ… 日本本土四極への旅

本土の最果てへ… 日本本土四極への旅

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「日本は狭い国だ、小さな国だ」とはよく聞く言葉であり、世界の大陸などとは比べるまでもなく、それは確かな事です。
しかし、「では日本本土の端っこを全て回るのは簡単な事か?」と言われると、それは思いの外に大変な事であり、実行に移すにはそれなりの労力と時間、資金を要されます。
「日本って実は結構広い」そんな事を思い知らされるでしょう。
今回はそんな日本本土の四極、つまり東西南北の最果ての地についてまとめてみようと思います。

 

本土四極とは

 

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ここで言う本土四極とは、島しょ部を除く北海道、本州、四国、九州における四極と定義されています。
(ちなみに、本土の定義にも諸説あり、沖縄本島も本土に含まれる場合もあります。ただ、沖縄本島を本土に含めてしまうと、最南端と最西端が非常に近くなってしまうばかりか、最西端が那覇空港の滑走路の脇と、普通では到達不可能な場所になってしまい、味気なくなってしまうからなぁ)
そしてその四つの先端部は以下の通り。

 ・宗谷岬(最北端/北海道稚内市)
 ・納沙布岬(最東端/北海道根室市)
 ・神崎鼻(最西端/長崎県佐世保市)
 ・佐多岬(最南端/鹿児島県南大隈町)

北海道と九州に2ヵ所ずつという事になりますので、単純に制覇するだけであれば、見事に散らばっている本州四端と比べると、もしかしたら楽かもしれません。
(GWやお盆、お正月等の長期休暇、或いは3~4日ほどの休暇を2回取得して北海道と九州に行き、2ヵ所ずつ踏破していく)
しかし、車や自転車などで宗谷岬か佐多岬から順に巡っていこうとすると、達成難易度は本州四端を大きく超える非常に高いものとなります。
尤も、こんなマネができる人は非常に限られていると思われますので、ここはやはり自分にあったペースで1ヶ所ずつじっくりと達成していくのが良いでしょう。

本州四端のようにぞれぞれ違った個性があふれており、どちらも見逃すことができない光景が広がる事となります。
特に北方領土問題を抱える根室市の納沙布岬は、他の岬に比べて独特の雰囲気が漂っており、これを味わうだけでも訪れる価値があるかと思います。

本州四端の紹介の時と同様、本土四極それぞれの概要について(非常に個人的な主観を交えて)説明していこうと思いますので、是非参考にしてみてください。

 

「到達難易度」は、それぞれの岬の最寄の主要な町中心部からのアクセスの難しさを基準としています。
(四極の中では移動が容易である『宗谷岬』、『納沙布岬』を★1つとし、それを目安に考慮しています)
『宗谷岬』 =稚内市街地
『納沙布岬』=根室市街地
『神崎鼻』 =佐世保市街地
『佐多岬』 =鹿屋市街地

『佐多岬』の最寄りが南大隈町でないのは、そもそも南大隈町中心部を訪問、拠点とする事自体が若干の難易度を伴う為、鹿児島市から移動が容易な鹿屋市を最寄りとしています。

=1、=0.5としてカウントしており、(一応)最大は5つとしています。

あくまで私個人の感覚で決めていますので、の数は参考程度に留めておいてください。


 

本土最北端・宗谷岬

到達難易度/マイカー、レンタカー:
     /公共交通機関:
絶景度:★★★★
周辺施設(土産・食事等)の充実度:★★★★★
周辺の観光スポットの充実度:★★★★★

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最初に紹介するのは、本土の最北端『宗谷岬(そうやみさき)』。
北海道稚内市に位置しており、稚内駅前からバス1本で目の前まで行くことができる為、アクセスは非常に容易です。
晴れ渡っていれば、海の向こう側にはロシアのサハリンを見ることができ、海を隔ててはいるものの、この稚内が国境の街でもあるという事を実感させられます。
岬周辺には様々なお店も並んでおり、さらにこの岬のすぐ近くにあるガソリンスタンドを利用すれば、日本最北端の給油証明書と記念品まで貰う事ができるという、様々な楽しみを提供してくれる場所でもあります。
真冬になると岬の海は流氷で覆われることとなり、より一層心に刻まれることとなるでしょう。
稚内のそして北海道ならではの大自然も広がり、あらゆる角度から魅了される場所となっています。

 

 

本土最東端・納沙布岬

到達難易度/マイカー、レンタカー:
     /公共交通機関:
絶景度:★★★★
周辺施設(土産・食事等)の充実度:★★★★
周辺の観光スポットの充実度:★★★★

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続いて紹介するのは、北海道根室市に位置する本土の最東端『納沙布岬(のさっぷみさき)』。
「ノシャップ岬」とは全くの別物ですので、間違えないように。(ちなみに「ノシャップ岬」は稚内の中心街のすぐ北側に位置する岬です)
こちらも宗谷岬と同様、根室駅前からバスで岬の前まで行くことができますので、アクセスは容易です。
そして何といってもこの岬でしか味わえないのは、その特異な雰囲気。
雲が少ない空気の澄んだ日には、この岬から見る海のすぐ向こうに歯舞諸島、国後島を一望する事ができます。
北方領土のすぐ隣に位置する根室市は、そこに訪れた時からその問題を実感する事ができ、それはこの納沙布岬が最高潮となります。
北方四島をイメージしたモニュメントの大きさも、本州四端を含めても最大規模。
雄大な景色の中、国境と平和についても考えさせられる、厳かな場所ではあるものの、岬周辺には数々のお店も並んでおり、しっかりと観光を楽しむ事もできます。
また、さすがは本土最東端なだけあって、日が沈む時間も早めとなっています。特に初冬は16:00には暗くなります。午後から行こうとするとあっという間に日が沈んであまり楽しめなかった、という事がないよう注意。

本土最西端・神崎鼻

到達難易度/マイカー、レンタカー:★☆
     /公共交通機関:★★☆
絶景度:★★★★
周辺施設(土産・食事等)の充実度:
周辺の観光スポットの充実度:★★★★

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次に紹介するのは、本土の最西端『神崎鼻(こうざきばな)』。
長崎県佐世保市にある岬であり、ここへは車でのアクセスはさほど難しくありませんが、公共交通機関での移動となると、最寄りのバス停から徒歩30分程度の移動が必要となる為、若干難易度が上がります。その最寄りを走るバスもまた佐世保市街地から電車かバスの乗り換えが必要なうえ、本数が少なめなので、注意が必要となります。
しかし、坂道は少なく、片道2km程度の道のりですので、さほど苦労はしないと思われます。
これと似たようなものに、本州最西端の「毘沙ノ鼻(びしゃのはな)」がありますが、それに比べると楽なもんです。
そして、さすがは大小様々な島々に囲まれた佐世保市だけあって、その眺めはあまりに心地よいものとなっています。
モニュメントのすぐ後ろ側は小高い丘となっており、その展望台から見渡す景色も素晴らしいものです。
港町やリアス式海岸が織りなす景色を道中でも楽しむ事ができ、最後まで飽きさせません。

本土最南端・佐多岬

到達難易度/マイカー、レンタカー:★★☆
     /公共交通機関:★★★★★+
絶景度:★★★★
周辺施設(土産・食事等)の充実度:★★
周辺の観光スポットの充実度:★★★

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最後に紹介するのは、本土の最南端『佐多岬(さたみさき)』。
鹿児島県南大隈町に位置する岬で、他の三か所と違い、この岬のある一帯は小高い山々が連なっているため、岬入口までの道中は山道の連続となります。
急勾配や急カーブ、そしてルートによっては車1台しか通れないトンネルもある為、運転には注意が必要となります。
また、最寄りの駐車場からちょっとした山道を30分程度歩かなくてはならない為、車移動するにしても動きやすい格好で行くことが望まれます。
ちなみに、公共交通機関を使いたい場合、難易度が比較にならないほど跳ね上がります。
バスの運行が火、木のみ、日帰り不可、最寄りのバス停からでも3km以上もの急勾配な坂道を歩かなくてはならない等、あまりも大きな制限が課せられる事となり、この難易度はあの本州最東端のトドヶ崎バス移動を超えるものとなります。
(詳細はコチラも参照ください)
このように、本土四極の中でもアクセス最難関の佐多岬ではありますが、南国らしい山々の自然、展望台から見渡す大海原と山々は実に素晴らしいものとなっています。
本土四極で最難関と言えども、車を使えばそれほど身構えるようなルートでもなく、トドヶ崎に比べるとかわいいもんです。


 

四極の4自治体が発行する証明書は忘れず入手しておきましょう

この本土四極でも、本州四端のように各地で到達証明書を入手する事ができます。
各地の観光協会などが独自に発行している到達証明書も数種類ありますが、中でも稚内市、根室市、佐世保市、南大隈町の4自治体がそれぞれ発行している到達証明書は忘れずに入手しておきたいものです。

 

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画像は本土四極各地を訪れた際に入手できる到達証明書。
「何だ、文字をちょっと変えただけで全部一緒じゃん」と思われるかもしれませんが、実はこの証明書、ちょっとした仕掛けが施されています。
それは各証明書の裏側にあります。
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「えっ、4枚とも裏紙に印刷されてんの??」と一瞬思われるかもしれませんが、よくよく見るとそれぞれ関連がある事に気づかれる事と思います。
そう、これら4枚を正しく並べ替えると……。

 

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A3サイズの大きさの「日本本土四極踏破証明書」が完成する仕掛けとなっているのです。
南大隅町の呼び掛けで4自治体の首長が継続可能な交流について話し合い、生まれたアイデアがこの「日本本土四極踏破証明書」。各自治体や観光協会などが独自に発行していた到達証明書の様式を統一し、4枚集める事で大きな証明書になるようにしたという事です。
各地に散らばったパズルを集めるかのような楽しみもあり、これが完成した時の達成感もまた格別なものとなります。これは非常に粋な計らいと言えるでしょう。

ちなみに、この各自治体が発行する本土四極の到達証明書は以下の場所で発行してもらう事ができます。それぞれ無料です。
(リンク先はGoogle マップとなっています)

●最北端・稚内 = 稚内観光協会(稚内駅隣接のキタカラ1階)、稚内市役所
●最東端・根室 = 根室市観光協会(根室駅隣の根室市観光インフォメーションセンター内)、根室市役所
●最西端・佐世保 = 九十九島漁業協同組合佐世保市役所 企画部小佐々行政センター
●最南端・南大隈 = ホテル佐多岬(※ただし、同ホテルにて「本土最南端佐多岬到達証明書」(¥220)を購入した場合に限る)、南大隈町役場(※「本土最南端佐多岬到達証明書」を購入した場合に限る)

 

ちなみに、「こんな切れ端を集めたんじゃなく、キチンとした1枚の踏破証明書はないのか?」とお思いの方ももしかしたらいらっしゃるかもしれませんが……実はあります。1枚のちゃんとした本土四極踏破証明書が!

 

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それは佐世保市が独自に発行している「日本本土四極踏破証明書」。
上記の本土四極到達証明書それぞれのコピー、または本人が各地で写っている写真のコピーを、申請書と同封のうえ佐世保市小佐々支所に郵送するか窓口にて提出すると、発行してもらう事ができるというものです。
こちらもA3サイズと結構大きめ。証明書右下にはシリアルナンバーが記載され、証明書発行日の日付も記載されます。また、証明書の左側には通常だと神崎鼻のモニュメントの写真が印刷されていますが、何とこれを任意の写真に変更することも可能。

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さらによく見ると、証明書には四極各地に実際に訪問した日付までそれぞれ記載されています。

佐世保市もまたなかなか粋な事をしてくれるものです。本州四端のように踏破証明書と一緒に記念品も贈呈されると言う事なしだったのですが……欲張るのはあまり良くないことではありますね。

詳細はコチラを参照ください

 

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そして、この4自治体が発行している証明書以外にも、各地の観光協会が独自に発行している証明書が数種類も存在します。
興味ある方は、こちらも忘れずチェックしておきましょう。

 

本州四端と同様、これら四極制覇したからと言って、特にどうというわけではありません。
しかし、全てを踏破したその瞬間の達成感は、言葉では説明し切れないほどのものが込み上げてきます。
旅とは詰まる所そうした達成感を味わうためにあるのかもしれません。
日本本土四極の旅は、そうした達成感の一つを探すための旅とも言えるでしょう。
たまには違った旅を楽しんでみたいという方がいらっしゃれば、是非ともこの本土四極を目指す旅に出てみてはいかがでしょうか。


  リンク

『キタカラ』
『朝日にいちばん近い街/根室市観光協会』
『九十九島漁業協同組合』
『ホテル佐多岬/日本本土四極 最南端出発・訪問・到達証明書』
『南大隈町』

『佐世保市役所/日本本土四極踏破証明書』

 

 

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