国内最遠の楽園、小笠原諸島への旅 ~2. 旅の準備/東京⇒父島への船旅(1~2日目)~

前回は小笠原諸島の概要について(大雑把に)まとめましたが、今回からは実際に私が小笠原諸島へ旅した時の様子についてまとめていきたいと思います。
今回は旅の計画から申し込み、父島までの「おがさわら丸」での船旅編です。
(長くなるので2ページに分けています)

 

 

 

 

1・旅のきっかけと準備

 

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以前からずっと気になっていた、ある意味で国内で最も遠い場所にある島、小笠原諸島
東京の竹芝港から「おがさわら丸」で片道24時間かけて移動するしか手段がなく、旅費もそれなりに必要とし、さらに旅程は6日間も確保しなくてはならないという、国内旅でもかなり難易度の高い部類に位置すると言えるでしょう。
それだけに、小笠原への旅には、ある種の“思い切った決心”が必要不可欠となります。
(詳細は前回を参照ください)

 

私が今回の小笠原への旅を決心した理由は主に2つ。

一つは、お盆休みがガッツリ仕事で埋まる事が数カ月前には判明していたものの、9月初頭に代休を取得する事が可能となった為、これで6日間の旅程が確保出来るようになった事。
もう一つは、おがさわら丸の運航時間がこの代休期間にちょうど被る為、この機会を逃せば、次はいつチャンスが来るか本当に分からなかった事。

兼ねてより興味のあった、ある意味で国内旅で最も憧れの地の一つとも言える小笠原。
もしかしたら、これが人生最初で最後のチャンスになるかも。
そんな事を考えながら、密かに小笠原への旅を企てるのでした。

 

おがさわら丸の乗船券が予約可能になるのは、東京発日の2ヶ月前の午前9時から。
今回の場合、9月1日東京発の便で行こうとしていたので、7月1日の午前9時から受付開始という事になります。

乗船券のみの購入であれば、小笠原海運のサイトより、インターネット予約が可能ですが、宿の予約もセットとなった「おがまるパック」の場合だと、電話での予約が必要となります。

ただ、この「おがまるパック」、船代と宿代も込みで割と得な価格で予約できるのが長所となっていますが、一人旅で予約を考えている場合、宿によっては1人での宿泊は受け付けていない場合があります。
さらに、ゴールデンウィークや7月、8月等の繁盛期になると、全プランで1人での宿泊は受け付けていないといった注意点があります。
通常期であっても、一人だけの場合、宿泊費が割高になります。
お一人様は肩身が狭いよ、クソ…

また、この「おがまるパック」ではオプションとして、父島バス半日観光+クルーズ1日or半日ツアーがセットになったプランを追加で申し込む事も可能です。
半日バス観光では、展望台や海岸など父島の見所の多くを一気に周回する事ができ、クルーズではドルフィンスイムやホエールウォッチング、南島上陸といった小笠原の海をとことん満喫する事ができる、思った以上に充実したプランとなっています。

『おがまるパック』の詳細はコチラ⇒ http://www.ogasawarakaiun.co.jp/ogamarupack/

 

私の場合、9月の通常期に入った事もあり、また、初めての小笠原をどう楽しむかの選択肢に困っていた事もあったので、「おがまるパック」にバス半日観光クルーズ1日のオプションプラン(プラン1 / 13,000円)を追加して予約する事に。
父島3日目は何もないフリーな状態となりますが、母島に日帰りで行ってみようと画策。4日目の午前中はまた後でゆっくりと考える事にしよう。
と、若干アバウトな感じではありますが、これで旅のプランが大体整いました。後は電話で申し込むのみ。

7月1日の朝10時頃、「おがまるパック」を予約するべく小笠原海運へ電話。
予算はなるべく10万円以内に抑えたい。かつ、宿はそれなりに雰囲気が良さそうな所……を探したところ、父島の中心街から外れますが、「オレンジハウス」が予算内に収まり、宿もなかなか良さそうだと思ったので、ここに泊まりたいと電話の担当者に伝える。
…が、オレンジハウスはこの時点ですでに満室との返答が。埋まるの早すぎでしょ。

しかし、やや高くなるが近い宿泊代で「INNこうもり亭」なら空き室があると教えてもらえたので、すぐさまそこを予約。
ちょっと希望に合わなかったものの、あとで調べたら、「INNこうもり亭」も悪くなさそうだ。

これで往復の船代(2等寝台)+「INNこうもり亭」の3泊分の宿代(夕・朝の2食付き)で、90,000円。追加のオプションプラン13,000円トータルで103,000円
若干予算オーバーですが、この程度なら問題なし。 …のはずだ。

 

予約が成立すると、その2~3日後に振り込み用紙が郵送されてきますので、銀行窓口やATMで指定の口座に代金を振り込みます。
振込の期限が決まっていますので、遅れないように注意。(遅れると予約がキャンセルされます)

そして、振込後から大体1週間が経過した辺りで、搭乗券や宿泊の引換書が郵送されてきます。
これがないと始まらないので、当日、必ず忘れないように持参しましょう。
郵送されてきた封筒ごと持ち歩くようにすると良いでしょう。
下手に中身を取り出したりすると、肝心なものを自宅に置いてきた!なんて事もあり得る事なので、それを防げる可能性が高くなります。

後は、当日までに必要なものを揃えて楽しみに待つばかりです。

 

 

●小笠原へ旅立つ前に準備しておくと良い(と思われる)物●

・搭乗券引換書 …これがないと始まらない。航空券やパスポートと同じように大事に保管、持ち歩きましょう
・日焼け止め …特に海上では直射日光が非常に強いので、是非用意しておきましょう
・ラッシュガード(海用のパーカー) …同上の理由。日焼け止めを忘れたにしても、これがあるとないとでは大違いです
・帽子 …同上の理由
・タオル …海で泳いだりするならほぼ必須
・酔い止め …おがさわら丸の揺れもだいぶ改善されたものの、窓のない客室内での揺れはなかなか不快なものです。酔いやすい方は必需品とも言えます
・スマホやカメラ等電子機器の防水グッズ …如何にスマホが防水であっても、海水は例外という事がほとんど。海中で撮影がしたいなら、防水グッズの用意を忘れずに
・サンダル …おがさわら丸船内売店や父島の売店でも売ってますので、必ず事前に用意する必要はありませんが

 

2・いざ出発!東京から父島へ(Day1)

 

ここからは実際の旅の様子についてまとめていきます。

9月1日。いよいよ小笠原への旅が始まります。
小笠原行きのおがさわら丸は、東京の竹芝港からしか出港しませんので、まずは新幹線で東京へと向かいます。

 

 

竹芝港の最寄り駅は、JR浜松町駅、若しくはゆりかもめ(東京臨海新交通臨海線)の竹芝駅

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JR浜松町駅からの場合、同駅北口から東側(東京タワーの反対側)へ徒歩7分~10分程度の距離に位置しています。

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ゆりかもめの竹芝駅なら、隣接しているのですぐの到着です。

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私が竹芝客船ターミナルに到着したのは、大体午前9時になろうかという頃。

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しかし、もうすでにかなり多くの人たちで賑わっていました。
皆小笠原に行くのかな…。

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受付は9:30開始。

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時間になったら窓口にて搭乗券引換書を渡し、搭乗券を受け取ります。
これは乗船時に船の係員に見せるだけでなく、父島で降りる際に回収されますので、なくさないように注意しましょう。

おがさわら丸の竹芝港出航時間は、午前11時。
乗船開始時間は、出航の1時間前(10:00)から。
それまでは買い物をするなり、カフェでくつろいだり、周囲を軽く散策したりして過ごすと良いでしょう。

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ターミナル2階からは、おがさわら丸を見る事もできます。

おがさわら丸も三代目となり、運航時間も短縮できるようになった為、朝11時に東京出航が可能となった事から、地方からでも出航日当日の早朝移動で間に合うようになりました。
以前なら出航前日、東京でさらに1泊しないと間に合わなかった事でしょうな。

とはいえ、乗船チェックインの最終受付時間は、出航の30分前までとなっています。
それまでには間に合うよう、ある程度の余裕をもって竹芝港に到着するように注意しましょう。

 

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そして午前10時。
いよいよ乗船開始時間となります。

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乗船は客室の高グレードの順番に乗り込む事となります。
搭乗券に部屋番号が割り振られていますが、700番台が最高クラス、次いで600番台、そして500番台、400番台という順番で乗り込んでいく事になります。

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もし展望デッキのなるべく良い場所を押さえたいのであれば、早めに並んでおきましょう。
グレードが低くて乗船順番が遅いからといって、展望デッキがすぐに人で埋まるという事はあまりないと思いますが、早いに越した事はありません。

ちなみに、部屋番号の最初の一桁目の数字がおがさわら丸の階層(デッキ)を表しており、これが高いほど高グレードとなります。
そして、下二桁が部屋番号若しくは区画を表しています。
2等寝台以下は、さらに座席番号が割り振りされており、これが自分のベッドの番号となります。

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今回、私が使用したのは2等寝台。
格安ホテル等で見かけるドミトリータイプのベッドです。

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単純に寝るくらいならこれでも十分。
私は狭い船内の部屋に閉じこもると船酔いしやすいタイプなので、大体はデッキで海を眺めているだろうと判断し、グレードアップはしませんでした。
船内は残念ながらWi-Fiの設備もありませんので、ベッドに入ったら寝るだけ。

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ベッドに荷物を置き、最上部の展望デッキへと移動します。
出航までまだ30分以上ありましたが、早く動かないかと気がそわそわしてきました。

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しかし、船上から東京湾を見ていると、気分が高まってきます。

 

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