国内最遠の楽園、小笠原諸島への旅 ~2. 旅の準備/東京⇒父島への船旅(1~2日目)~

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海上にて

 

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そして午前11時。
ついに船は小笠原諸島の父島に向けて出航します。

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いざ、人生初の小笠原へ!

これから24時間。長~い船旅の始まり始まり。

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出航後、最初の見所はレインボーブリッジでしょうか。
橋をくぐり抜け、東京湾をひたすら突き進んでいきます。

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羽田空港、風の塔や海ほたる、横浜のみなとみらいやベイブリッジなど、東京湾内は風景だけでもなかなか楽しみがあります。

 

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東京湾内の海上からの風景を楽しんでいる内に、昼食時間が来ていたので、船内で昼食をとります。
4デッキの船内レストラン「Chichi-jima」を始め、7デッキの展望ラウンジ「Haha-jima」で軽食を注文できたり、6デッキのショップドルフィンでインスタントラーメン等が販売されています。食事の方法は割と様々です。
しかし、せっかくなのでここは「Chichi-jima」を利用してみる事に。

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メニューはカレーやラーメン等の一品ものから、定食まで、意外と種類は豊富です。
そして私はここに来てまでカレーを注文。
カツカレーの温泉卵トッピング。思ったより美味かったな。

このレストラン「Chichi-jima」、運航中はいつでも営業しているわけではなく、朝、昼、夕のそれぞれ2時間半程度となっています。
利用したい場合は、時間に注意しましょう。

詳細⇒ http://www.ogasawarakaiun.co.jp/ship/restaurant.html

 

午後2時頃。
いよいよ船は東京湾を抜け、太平洋の大海原へ。

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船内には、現在位置を示すモニターがあります。
もうけっこう乗っているような気がしましたが、まだまだ始まったばかりでしかありません。

太平洋に出たとたん、船の揺れがけっこう大きくなってきました。
油断しているとよろめきそうなほどの割と大きな揺れ。
この時、遥か南の方に台風21号がいた事も多少の影響があったのかもしれない。

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しかし、曇り空の向こうにうっすらと見えていた富士山が、どこか幻想的。

 

そしてそうこうしている内に、スマホの電波もついに圏外突入。
船内はWi-Fiなどという便利なものもありません
後はただひたすらに大海原が辺りに広がるばかり。
前日も遅くまで働いていた事もあって、ひとまず昼寝する事に。

 

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そして17時頃、一旦目が覚めたので、デッキへと移動。
なかなか良い感じに陽が傾いてきていました。

東京湾近辺では曇り空でしたが、けっこう雲が捌けてきていました。

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もうすっかり水平線が船の周囲360度を取り囲むのみ。
しかし、こういった景色こそ、まさに今壮大な旅に出ているのだ、という気分にさせてくれます。
あまりに心地良い。

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本当なら素晴らしい夕陽が見られた事でしょうが、生憎雲が少し多い空模様。
とはいえ、これはこれでなかなか良い景色。

 

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夕方も6時半を回ろうかという頃、船は八丈島の東の海上をどんどん南に向けて進んでいるところでした。
この辺りがこの日最後の電波が入るポイント。

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コバルトブルーの薄暗い空のなか、遥か海上では雷雲が立ち込めていました。
なかなか幻想的。

 

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そして夕食をとるべく、再びレストラン「Chichi-jima」へ。
今の時は三元豚のチーズカツレツを注文してみる事に。

こんな旅の最中に食べる飯というのは、よっぽどのものでもない限り、大抵は美味いものなのだ。
このチーズカツレツも例外ではなく、美味い。

 

 

満天の星空を楽しむ

 

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夜になると、辺りはもう真っ暗な海しか広がりません。
しかし、こんな時こそ是非最上部の展望デッキへと上がってみてください。

晴れてさえいれば、あまりに綺麗な星空が頭上で輝いているはずです。
辺りに光源がない大海原のど真ん中だからこそ、どこまでも綺麗に広がる星の群れ。

天の川が肉眼で見えたのは、この時が初めてかもしれません。

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ただ、如何せん船の上なので、カメラに収めるのは厳しいものがありましたが。

ベンチに腰かけて何時間見ていても飽きないくらいに綺麗です。
これは本当に是非皆さんに見ていただきたい。

暫く満天の星空を鑑賞し、この日は眠りにつきます。

揺れている船の上でも、案外眠れるもんです。

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3・父島への上陸(Day2)

 

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翌朝7時に目が覚める。
東京を出航してから20時間が経過。

何だかんだで寝てしまえば時間はあっという間に過ぎていくものだな。

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レストラン「Chichi-jima」では朝食メニューもありますが、今回は7デッキの展望ラウンジ「Haha-jima」へ。
ここのアップルパイがまた割と美味しいのです。

カウンター席が空いていれば、海上の眺めを楽しみながら過ごす事ができます。

父島到着まであと少し。

 

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午前10時半も過ぎようという頃、いよいよ父島とその周辺の兄島弟島が眼前に広がるまでに近づいてきました。

ここまで来ると興奮も隠せなくなってくる事でしょう。
何せ長い船旅でした。
丸一日の時を経て、ついに念願の小笠原諸島をこの眼で見る時がやってきたのですから。

しかし、本当に海が綺麗に青い。

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じわじわと父島の港が近づいてきます。
父島二見港のある湾内へと船が進んでいきます。

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砂浜周辺の何と澄んだ海である事か。
この時点ですでに感動もの。

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桟橋前で船は180度旋回し、着岸します。

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大勢の島の方々が到着を待っていました。
楽器(スティールパン?)を演奏したりして、南国の歓迎ムード一色です。

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凄い。
沖縄でもこんな気分は味わえないぞ。

船を係留し、準備が整い次第、下船開始となります。

下船の場合は、船のグレードは関係なく、並んだ順番に降りていく事になります。

船の中央部と後方部の2ヶ所から降りる事ができますが、何れも非常に大勢の方々で込み合いますので、移動などに注意しましょう。

また、乗船の際に掲示した搭乗券も、下船の際に回収されます。
忘れずに手元に準備しておきましょう。

万一海上に落としてしまったり、なくしてしまった場合は、早めに船内係員に申し出ておきましょう。

 

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そして、いよいよ小笠原諸島、父島への第一歩を踏みしめながら上陸を果たします。

ここからの様子はまた次回にまとめる事にします。

 


リンク

『小笠原海運』
 『おがまるパック』
『小笠原村観光協会』

 

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