宗谷岬 ~本土(日本)最北端の地を満喫する~

宗谷岬 ~本土(日本)最北端の地を満喫する~

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宗谷岬(そうやみさき)
北海道稚内市にある岬で、「本土最北端の地」として知られる場所です。
民間人が通常アクセスする事が可能な最北の地という事もあって、「日本最北端の地」とも言われています。

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ちなみに、実質的な国内最北端は、宗谷岬の西北西約1kmの海に浮かぶ「弁天島」という無人島。
また、日本政府が主張する国内の最北端は、北方領土である択捉島(えとろふとう)のカモイワッカ岬となっています。

 

日本の最北端と国境を知る場所

 

 

宗谷岬は、日本最北の市である北海道稚内市にある岬。
稚内市の北側は湾状になっていますが(宗谷湾)、東側の北端部が宗谷岬となっています。

稚内市街地のすぐ北側(宗谷湾の西)は「ノシャップ岬」となっており、こちらは日本最北端ではありませんので、注意しましょう。
(紛らわしい事に、このノシャップ岬の土産屋でも「日本最北端到達証明書」を発行してもらえるので、誤解されがち)

 

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岬に建てられているシンボル“日本最北端の地の碑”を見ると、「最果てまで来た」という実感がわき、気分も高揚してくるものでしょう。

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この記念碑は、北極星の一稜をモチーフとしており、中央には北を示す「N」、台座の円形は「平和と協調」を表しています。

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晴れて空気が澄んでいる日には、海の向こう側にサハリン島(樺太)を望む事が可能となります。

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写真では少し分かり難いですが、サハリンの山々が見えている時のもの。
地図上で見ると、サハリンまでは非常に近いように見えるものですが、実際には宗谷岬からおよそ43kmも離れています。

四方を海に囲まれている日本国内にいながら、外国の地を見る事ができる数少ない場所という事もあり、“国境”という概念を感じる事のできる貴重な場所の一つ、と言っても良いでしょう。

 

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記念碑のすぐ前の方には、「間宮林蔵(まみやりんぞう)の立像」が建てられています。

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間宮林蔵は、1808年(文化5年)に、宗谷から樺太(サハリン)へと渡り、樺太が島である事を発見したという偉業の持ち主。
生誕200年となる1908年(昭和55年)、その偉業を称えると共に、青少年に世界へ羽ばたく夢と勇気を培ってもらおうという願いを込めて建立されました。
(ちなみに、当初は宗谷岬の南西約3kmほどの場所にある「間宮林蔵渡樺出港の地」に建てられていたそうですが、1988年に現在の場所に移設されています)

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稚内の、そして樺太(サハリン)の歴史を語る上では外せない人物であり、稚内の観光パンフレットなどでもよく見かける事でしょう。

 

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そして、記念碑のすぐ右手側の方には、「宗谷岬音楽碑」も。

 

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また、「柏屋」というお店には流氷館という入場無料のコーナーもあります。

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冷凍庫のように冷え切った室内。そこに氷塊がいくつも設置され、その上に北国ならではの動物たちの剥製も並べられています。

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厳冬のオホーツク海に流れ着く流氷を、夏季でも感じ取ることの出来る流氷館。
無料ですので、興味があればついでに見学してみるのもよいでしょう。

 

 

稚内駅前からバスでのアクセスも容易

 

 

この宗谷岬には、稚内市よりバスでの移動が可能です。

稚内駅前バスターミナル」の1番乗り場より、天北宗谷岬線バス(「浜頓別高校」「音威子府」行きバス)に乗車し、「宗谷岬」バス停にて下車します。
※「宗谷岬」は終点ではありませんので、乗過ごしには十分注意しましょう。

駅前からの所要時間は、約50分、運賃は片道¥1,390となっています。
ちなみに、稚内駅前ターミナルの窓口にて、稚内~宗谷岬間が¥2,500で往復できる記念乗車券も販売されていますので、是非利用しましょう。
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バスでの移動中の、車窓に流れる景色もまた格別なもの。
バス内の座席は、進行方向に向かって左側に座るのがお勧め。
宗谷湾の海、宗谷丘陵(そうやきゅうりょう)のウィンドファームなど、非常に気持ちの良い景色が続きます。

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「宗谷岬」バス停にて下車したら、宗谷岬は目の前です。
本土四極(宗谷岬、納沙布岬、神崎鼻、佐多岬)の中では、納沙布岬と並んで、アクセスし易い場所ともなっています。
四極制覇を目指している方の、手始めの一つとしても最適な場所と言えます。

 

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帰りのバスは反対側のバス停にて「稚内駅前ターミナル」行きのバスに乗車します。
1時間おきに1本程度と、本数はさほど多くありませんので、何時頃のバスに乗りたいか、事前に調べておきましょう。

 

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稚内市は観光名所の密集地でもあり、この宗谷岬もまた人気の高いスポットの一つとなっています。
しかし、朝一番のバスで移動(05:45稚内駅前ターミナル発)すると、ほとんど人のいない、美しい朝日が差し込む中を、落ち着いて楽しむ事ができます。

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難点は、早朝である故に土産屋も飲食店も、どこも開いていないという事でしょうか。

 

 

広大な宗谷丘陵を楽しむ

 

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店が開くまでの時間、岬周辺を散策してみるのも良いでしょう。

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宗谷岬のすぐ南側の小高い丘には、宗谷海峡におけるアメリカ海軍と旧日本海軍の、戦いの殉職者を鎮魂する為に建てられた「宗谷海域海軍戦没者慰霊碑・平和の碑」や、大韓航空機撃墜事件の被害者の慰霊と、世界の恒久平和を願って建てられた「祈りの塔」など、数々の碑が点在しており、歴史と平和について学べる場所ともなっています。
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また、稚内の見所の一つである宗谷丘陵(そうやきゅうりょう)の入口でもあります。

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約2万年前の氷河時代末期頃に形成された「周氷河地形」と呼ばれる、丸みを帯びた広大な丘の連続。

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ここでのびのびと育っていく牛たち。
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爽やかな気持ちになるウィンドファーム。

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非常に気持ちの良い散策を満喫する事が出来るでしょう。

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「日本最北端到達証明書」が数種も

 

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そして、この宗谷岬を始めとした稚内市内では、「日本最北端の到達証明書」が数種類も販売されているという、到達証明書乱発地帯でもあります。

この宗谷岬周辺の売店でも、その到達証明書を購入することが出来ますが、いくつか種類がありますので、コレクターの方は、各売店にて確認してみましょう。

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中には、「日本最北端給油証明書」というものまであります。
宗谷岬のすぐ近くにあるガソリンスタンドにて、給油をすると貰うことが出来ます。
しかも、お手製の貝殻のストラップまでおまけで付いてきます。

さらには、訪問時期によって、多少デザインが変化します。
写真は、左側が2016年10月頃の、右側が2017年8月頃のもの。
1回貰ったからもういいや、という気持ちにさせないところがニクイ。

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興味がある方は、是非車やバイクで給油してみましょう。

ただ、おまけの貝殻ストラップ、かなり壊れやすいです。カバンに入れてしばらく持ち歩いていたら、知らない内に割れてる恐れもありますので、取り扱いには十分注意しましょう。ちなみに、私は最初の1個目を見事に割ってしまいました。こうなってしまうと、せっかくの記念品が台無しになって涙目になってしまいます。

 

※また、本土四極到達証明書は、この宗谷岬周辺の売店では発行されていません。
稚内市役所でのみ発行してもらう事ができますので、注意しましょう。

 

 

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このように、岬だけでなく、実に様々な楽しみがある本土(国内)最北端の地、宗谷岬。
札幌からの特急列車はもちろん、空港も近くにある為、本土の四極(最東西南北端)攻略の第一歩としてもお勧めの場所です。
それらには特に興味がないという場合でも、宗谷丘陵などの自然も非常に素晴らしい為、単純な観光目的にしても満足に楽しめます。

北海道道北の中でも最もお勧めの場所の一つといえる稚内、そしてその最北の地。
札幌や函館以外にも北海道を楽しんでみたい、という方にとっての選択肢の一つにも是非とも入れていただきたい場所の一つです。

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  リンク

『一般社団法人稚内観光協会/日本最北端の地の碑』
『宗谷バス株式会社/宗谷岬へ行くには』

 

 

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