与那国馬 ~島の大自然と与那国馬が織り成す安らぎの光景~
与那国馬(よなぐにうま)。
日本在来種の与那国町天然記念物指定であり、島内の東牧場や北牧場、南牧場等で見ることができます。
各牧場が広めであり、かつ放牧された状態となっていますので、草原や海等をバックに自由に動き回る光景を間近で見ることができます。
東牧場と東崎
島の東の端には東牧場が広がり、その牧場には「東崎(あがりざき)」と「東崎灯台」がある為、与那国馬の集団と灯台、草原、海を一度に見ることができる絶好のスポットとなっています。
人懐こい性格をした馬ですので、近づいても逃げたり襲いかかって来たりはしません。が、さすがに限度はあると思いますので、むやみやたらに手を出したりしないように。
馬たちが動き回る青空の草原。非常に気持ちの良い景観ではあるものの、馬糞があちこちにあるので寝そべったりゆっくり休んだりするのは難しいかもしれない。
この東崎周辺は高台となっており、この一帯から眺める海と崖の壮大な光景は目を見張ります。
与那国島は小さめの島ではありますが、高低差の激しい山が多く、このように絶景ポイントが集中する島でもあるのです。
ただ、自転車での行動を考えている場合は自身の体調や体力に十分注意する必要があります。
南牧場と道路を進む与那国馬の集団
島の南西部には南牧場が広がります。
東西に長い牧場となっており、その中を道路が横切る形となっています。
ここでも与那国馬の集団を見ることができますが、タイミングが合えばこの道路上を馬たちの群れが大移動する光景を間近で見ることができます。
馬たちと一緒に歩いてみるのも面白い。
道路のすぐ隣には太平洋(フィリピン海)が広がり、草原の中を伸びる道路と海という、ここもまた魅了される風景となっています。
もちろん、ここを車で通るときは馬優先で。クラクションを鳴らしたりしないように。
ちなみに、この南牧場の東側の比川地区には、「Dr. コトー診療所」の撮影に使用されたセットの診療所が現在も残っており、¥300で内部を見学する事もできます。こちらもまた後日詳細をまとめてみたいと思います。
テキサスゲートに注意
各牧場のエリアに入る際、道路に「テキサスゲート」と呼ばれる溝の集まりがあります。
馬がこのエリアから外に出ないようにする為に作られたもので、1本1本の溝の幅が結構広めです。
徒歩で通過するにも、足が嵌ってしまわないように注意が必要です。
もし自転車でこのテキサスゲートを通過する場合、パンクする恐れがありますので降りて通過するのが無難です。車やバイクも減速しましょう。
しかし、馬ならこの程度の幅であれば簡単に飛び越えたり渡り歩いたりできそうな気もしますが、しっかり防げているので意外なものです。
南国の西の果ての島で、動物に癒されるひと時。
日頃の疲れや不満も忘れてしまいそうな光景にどっぷりはまってみてはいかがでしょうか。
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