有数のしだれ梅スポット「結城神社」
三重県津市の結城神社(ゆうきじんじゃ)。
後醍醐天皇を奉じて「建武新政」の樹立に貢献した結城宗広(ゆうきむねひろ)公を祀っている神社であるらしい。
そしてこの結城神社では、毎年2月中旬頃~3月中旬頃にかけて「しだれ梅まつり」が開催されます。
名前にある“しだれ梅”が見られる数少ないスポットとして、隠れた名所になっているとか。
一見するとあまり広くないように感じてしまう梅苑ではありますが、「しだれ梅まつり」という名に恥じない素晴らしい梅の数々が隅々までいっぱいに広がる鮮やかな光景を存分に堪能することが出来ます。
その数はおよそ300本。
また、これらのしだれ梅の他、10種類100本ほどのさまざまな梅を楽しむことが出来ます。
まるで桜のような淡い桃色の「藤牡丹しだれ」や「呉羽(くれは)しだれ」、色鮮やかな「綾羽(あやは)しだれ」、そして煌びやかな紅色の「鹿児島紅(かごしまべに)」など、多くのしだれ梅に埋め尽くされるような空間に酔いしれる事ができます。
中には「飛龍(ひりゅう)しだれ」といった盆栽のように芸術的な姿をした梅もあります。
写真じゃ分かり難いかもしれませんが、他のどの梅とも違う、まるで染色工芸のような美しい色の花びらをしています。
写真には撮っていませんでしたが、となりには「雲竜(うんりゅう)」というこれまた枝があまりに芸術的な梅もありました。
しかし、まだまだ開花して間もない状態でした。
これが満開になるとどんな姿になるのだろう。
桜も良いものですが、梅もまた劣らぬ素晴らしさを持っている事を再確認させてくれる梅苑です。
◆「しだれ梅まつり」開催時期:2月中旬頃~3月中旬頃
◆拝観料:大人500円、小人200円 ※梅開花時期のみ、それ以外は無料
◆開園時間:09:00~17:00 ※梅開花時期以外は16:00まで
アクセスの条件もまた悪くはありません。
最寄の便利な駅は津駅。JR、近鉄特急もしっかり停車します。
津駅より路線バスにて「結城神社前」まで移動します(片道240円)。停留所から5分ほど歩いた場所に位置します。
駐車場も無料で用意されています(250台分)。
名古屋や伊勢、志摩に向かうついでに寄ってみるのも良いでしょう。
梅苑の入口は、社殿のすぐ隣にあります。
この梅のまつりの時期のみ拝観料が掛かります。
大人1人500円、小人1人200円です。
梅の素晴らしさからすれば、500円など安いもんです。
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■『結城神社』
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