YOKOSUKA軍港めぐり -2015年1月版- ~抜ける青さでの横須賀軍港を楽しむ~
今回は2015年1月初頭の「YOKOSUKA軍港めぐり」の内容についてまとめてみようかと思います。
1年以上前の話で、艦艇もいろいろ変わってはいますが、せっかく写真にも残していますので。
◆「YOKOSUKA軍港めぐり」の簡単な概要や乗船方法等については、こちらを参照ください。
また、直近の軍港めぐり(2016/4/2)の内容もまとめていますので、併せて参照くださいますと幸いです。
各艦艇の説明については、こちらの方に比較的詳細にまとめています。
乗船方法やルートなどについては、現在とほぼ変わっていません。
汐入桟橋にて乗船チケットを購入し、乗船時間まで乗り場前に並び、順番に乗り込んでいきます。
この日は非常に澄み渡った快晴で、絶好のクルーズ日和となっていました。
1月とは言え、風も非常に穏やかで気持ちの良い一日となっていました。
この日まず見えてきたのが、アメリカ海軍のアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦「ラッセン(艦番号82)」。
イージスシステム搭載のイージス艦です。
この日は桟橋の近くに停泊していました。ヴェルニー公園からでも十分に見ることができる距離でした。
そういえば、イージス艦を海自基地や米軍基地以外からでも(比較的)近場で見ることができるのは、この横須賀のヴェルニー公園くらいのものかもしれません。
少し進むと、進行方向右側の方に4隻の潜水艦が並んで停泊していました。
恐らくは4隻とも「おやしお型」。操舵部が4隻とも1本しか海面から出ていなかったので。
潜水艦の左側の方に見えているのは、アメリカ海軍のアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦「フィッツジェラルド(艦番号62)」(写真中央)、アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦「ステザム(艦番号63)」(写真左)。
何れもイージス艦。
「ステザム」はイージスレーダー整備中だったのか、足場が組まれていました。
この時点では、ヘリコプター搭載護衛艦の「いずも」はまだ就役しておらず、「ひゅうが(艦番号181)」が横須賀所属となっておりました(現在は舞鶴所属)。
現在の「いずも」と同じ場所に停泊していました。
ヘリコプターの搭載数が、「ひゅうが」では最大11機、「いずも」では最大14機となっており、大きさもやはり「いずも」に劣るものの、近くて見るとやはり十分にでかいものです。
「ひゅうが」のすぐ後ろの方に停泊していたのは、海自の護衛艦(2代)「てるづき(艦番号116)」。
「ステザム」と「フィッツジェラルド」の奥の方に停泊している2隻のイージス艦は、アメリカ海軍のタイコンデロガ級ミサイル巡洋艦「シャイロー(艦番号67)」(手前側)、タイコンデロガ級ミサイル巡洋艦「アンティータム(艦番号54)」(中央奥)。
艦橋の造りとイージスレーダーの付き方が駆逐艦とは違うのが分かります。
写真が遠くてちょっと分かりづらいですが。
そして、この日もアメリカ海軍の原子力空母を見ることができました。
2015年5月18日に日本での任務を終えて離日してしまった「ジョージ・ワシントン」。
現在は「ロナルド・レーガン」を代わりに見ることができます(タイミングが合えばですが)。
しかし、やはりでかさが際立ちます。
「ジョージ・ワシントン」と「ロナルド・レーガン」の違いは、遠くからだと素人の私にはさっぱり分かりません。
艦番号の違いでやっと分かる程度です。
横須賀港沖へと出て、船はやはり長浦港へと進めていきます。
この日は本当に抜けるような青空が広がっており、横浜のランドマークタワーや東京スカイツリーだけでなく、富士山の山頂まで見えるほどでした。
運が良いと、こうして艦艇だけでなく景色まで一度に楽しむことができる、素晴らしいクルーズです。
長浦港へと入ってくると、まず見えてきたのは海洋観測艦「わかさ(艦番号5104)」と、同じく海洋観測艦の「にちなん(艦番号5105)」。
ちなみに、「わかさ」は2009年9月に海上自衛隊初の大型艦の女性艦長が着任したことで話題にもなった模様です。
(「やまぎり」の方は“護衛艦”初の女性艦長が現在着任中と、こちらも話題に。ちなみに、艦艇に武器を装備していれば“護衛艦”と呼ばれ、それ以外は“自衛艦”と呼びます)
そして、その2隻のすぐ後ろに停泊いしているのは、はつゆき型護衛艦「まつゆき(艦番号129)」。
長浦港のほぼ中心部には退役した潜水艦の姿が。
「わかしお型」だろうか??
錆びれ具合と汚れ具合から、けっこうな長時間放置されているような感じでした。
それにしてもこの潜水艦と海の光景は意外と絵になるもんです。
前回お伝えした通り、今ここには退役した海洋観測艦「すま」がいましたので、この潜水艦はとっくに解体されている事でしょうけど。
退役した潜水艦の中心に長浦港を回りつつ、左手の方に2隻の掃海艇「つしま(艦番号302)」と「はちじょう(艦番号303)」。
何れも海の地雷ともいうべき機雷を処理するために木造の艦船となっています。
長浦港を後にし、水路を通って横須賀港へと戻っていきます。
横須賀港へと戻ってくると、右手の方に5隻もの艦艇が並んで停泊していました。
左から順に補給艦「ときわ(艦番号423)」、護衛艦「ゆうぎり(艦番号153)」、試験艦「あすか(艦番号6102)」。
そして退役しているからか、艦番号が消された艦艇がありますが、この艦名が何なのかは私では特定できません。。一番右側にいるのが護衛艦「やまぎり(艦番号152)」。
試験艦「あすか」は、省力化やステルス化を目的とした艦載兵器実験艦。
そして、これらの艦艇の奥の方に護衛艦(2代)「いかづち(艦番号107)」もありました。
この付近は海自の艦艇が多く並んでいますので、面白いポイントです。
そして船は汐入桟橋へと戻っていき、クルーズは終了となります。
前回も軍港めぐりの内容についてまとめましたが、同じ軍港めぐりといえどもこのように艦艇がいろいろ変わっていたりします。
ちょっと日にちをまたげば違った顔を見せてくれるのも、この軍港めぐりの魅力の1つと言えましょうか。
違う母港からたまたま横須賀に立ち寄る艦艇もたまにあったりしますので、「1回見たからもういい」何てことにはなりません。
何度でも楽しめます。
過去に軍港めぐりに乗ったことがあるという方も、もう一度乗ってみてどっぷり魅力に嵌ってみてはいかがでしょう。
リンク
■『TRYANGLE WEB/YOKOSUKA軍港めぐり』
■『YOKOSUKA海軍めぐり/予約』
■『ショッパーズプラザ横須賀』
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