京都・白龍園 ~一日100人限定の日本庭園 -春・桜編-~
「白龍園(はくりゅうえん)」
京都市左京区の二ノ瀬駅付近にあり、一日100人限定で入場できる日本庭園です。
20年以上もの歳月をかけて造られた庭園で、2012年に初公開。
神木の杉や桜、もみじなど、豊かな自然に包まれた心安らぐ場所です。
特に秋では、入り口から入ってすぐの階段を上った先にあるもみじが壮観です。
春は、川や木々のせせらぎの中、桜や丹念に手入れされた苔の緑を満喫するのが、あまりに心地よい。
この白龍園、年中公開できるわけではなく、現時点では春、秋の1~2ヶ月程度という期間限定で公開されています。
拝観チケットは白龍園現地では販売されておらず、叡山電車の出町柳駅でのみ購入する事が可能。
販売時間も9時~13時までと決められており、事前予約することも出来ず、本当に一日先着100名限定なので、午後から行こうかと思うとかなり厳しい状況です。
さらには、雨天時も拝観中止となるという、かなりの制約が課せられる庭園。
しかし、ここまでの制約を乗り越えてまで行く価値があるのか?というと、「YES」と言うしかありません。
人でどこもかしこもごった返す春の京都。
そんな京都でも、ここは100名限定という制約のせいか、非常に落ち着いて美しい庭園内を満喫することが出来ます。
庭園自体は13時30分まで入園を受け付けているとのことなので、朝の早い段階(といっても9時以降の販売となりますが)でチケットを購入しておいて、ちょっと時間をずらして訪れる、というのも手でしょう。※ただし、チケットは当日のみ有効なので注意!
また、平日であれば比較的チケットが入手しやすいです。
しかし、桜の季節の土曜、日曜はチケット販売開始時刻より先に出町柳駅インフォメーション前で並んでおく事推奨です。
ちなみに、なぜここまでの制約があるのかというと、園内の多くで苔が生えており、階段もビッシリと苔むしているので、安全面を配慮してのことであるらしい。
ただ、苔の手入れっぷりも見事なものですので、これもまたあわせて観賞してみるといいでしょう。
出町柳駅でしかチケットを購入出来ないのも、せっかく庭園まで足を運んだのに100人目以降、或いは雨降りになってしまったために門前払いを受ける、といった事態を避けるための配慮でしょう。確かに、電車で移動する前からふるいに掛けられた方が、安心して行けるし、きっぱりと諦めがつくというもの。
叡山電車の一日フリー券付きのチケットが¥2,300で販売されています。
拝観権のみだと¥1,600で販売されていますが、どうせ電車の方がアクセスしやすいと思うので、単に往復するだけだとしても、フリー券付きを購入した方が若干はお得です。
2017年の秋の公開は、10月14日(土)~12月3日(日)まで。
葉桜になった後も、緑豊かな見事な庭園が広がっている事だろう。是非とも訪れていただきたい所です。
この白龍園、桜だけでなく秋の紅葉も実に見事です。
紅葉の白龍園についても記事をまとめていますので、是非合わせて参照してみてください。
■『秋・紅葉の白龍園 ~限定公開故の極上の時間を味わえる庭園~』
◆2017年 白龍園「秋の特別観覧」◆
観覧期間:2017年10月14日(土)~12月3日(日)
観覧時間:10時~12時30分(受付12時まで)
休園日:
10/26(木)
および荒天の場合
※開演日時につきましては予告なく変更する場合があります。
※休園日は発売いたしません。「白龍園特別観覧きっぷ」
叡山電車1日フリー乗車券+白龍園観覧券 2,300円
「白龍園特別観覧券」
白龍園観覧券 1,600円
「特別観覧」きっぷと「特別観覧券」をあわせて各日100枚発売いたします。
※前売り券は発売しておりません。
※白龍園では観覧券の発売をしておりません。
白龍園特別観覧きっぷ・白龍園特別観覧券は叡山電車出町柳駅インフォメーションにて発売されます。
●発売期間:10月14日(土)~12月3日(日)
●発売時間:9時~11時30分
(※当日分の100枚完売次第終了)
●発売当日限り有効
お問い合わせ:叡山電鉄営業課 075-702-8111
(土・日・祝日をのぞく<9:00~17:00>)
■『白龍園』公式サイト/ http://hakuryuen.com/
※記事中の写真は2014年に撮影したものです。
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