招き猫ミュージアム ~愛知県瀬戸市で招き猫に魅了される~
「瀬戸物」の焼物が代名詞となるほど有名な陶産地である、愛知県瀬戸市。
ここに郷土玩具から骨董品や日用雑貨まで、日本中から集められた招き猫の数々を展示する、日本最大級の「招き猫ミュージアム」があります。
かつて群馬県吾妻群嬬恋村にあった「日本招猫倶楽部 招き猫ミュージアム」を瀬戸市に移転したものであり、展示品の数々は何と板東寛司・荒川千尋夫妻個人のコレクションであるらしく、その数は優に千点を超えます。
大正ロマンのごとき風貌の建物からして、入る前からこのミュージアムに魅了されてしまいそうになります。
建物は2階建てとなっており、1階は受付やミュージアムショップ、2階は常設・企画展示がされているメインの場となっています。
2階の常設・企画展示エリアは有料。
展示物は建物の2階エリアのみとなっていますので、実際はそれほど広くはありません。
しかし、古今東西の多種多様な招き猫の数々が所狭しと展示されている光景には、驚かされる事でしょう。
コレクションは1・歴史、 2・寺社もの、 3・郷土玩具、 4・主要産地別、 5・珍品、 6・雑貨というように分類されており、思った以上に見ごたえがあります。
そして、注目すべきは招き猫のみに留まりません。“ミュージアム”らしく招き猫の歴史から豆知識まで、非常に多彩な情報を知ることができ、建物の規模の割に時間を忘れて没頭してしまう事もできてしまいます。
単純に見た目が可愛らしいだけではない、非常に奥が深い招き猫の世界について触れる事ができ、今まで何となくでしか知らなかった招き猫が、より一層身近に感じられるようになる事でしょう。まさに目から鱗が落ちる状況となります。
残念ながら展示物は撮影NGとなっている為、可愛らしいものから風変わりなものまでありとあらゆる招き猫が勢揃いしている光景をここでお見せする事はできませんが、2階に上がった瞬間からゆるい空気と厳かな空気を同時に味わえるような独特の雰囲気にのまれ、魅了されてしまう事間違いなしです。
1階はミュージアムショップとなっており、食器やアクセサリーなど色々なグッズを購入する事ができます。
1階奥の方はカフェとなっており、こちらでも招き猫にまつわる作品などを楽しみながらゆっくりとくつろぐ事も可能となっています。
そして、招き猫ミュージアムのすぐ隣には「おもだか屋」という招き猫専門のお店もあります。
非常に可愛らしいものから、やや厳格なものまで様々な招き猫が販売されており、どれもこれも欲しくなってきてしまうほどです。
せっかくなので、私もいくつか購入してしまいました。
「お金招き」の“右手挙げ”、そして金運を呼び込む“金色”の招き猫です。お金に困っているので…
ご利益あるといいな…。
アクセス
この招き猫ミュージアムには、電車でのアクセスも十分に可能です。
名古屋駅からの場合、JR中央線に乗車して大曽根(おおぞね)駅にて名鉄瀬戸線に乗り換え、終点の尾張瀬戸駅まで移動します。
尾張瀬戸駅から徒歩10分弱です。
ミュージアムの目の前に駐車場もありますので、車でのアクセスも容易。
最初の30分のみ無料となっていますが、招き猫ミュージアムやおもだか屋での購入金額に応じて駐車サービスも受けることができます。
(¥1,000以上の購入で1時間無料、¥3,000以上の購入で2時間無料)
ちなみに、この駐車場の一角に、招き猫ミュージアムとおもだか屋専用の車が止められていました。
営業用なのか?しかし可愛らしいペイントが施されているもんです。
TEL:(0561) 21-0345 FAX:(0561) 21-0346開館時間・10:00~17:00 ※入館は16:30まで
休館日・火曜日 (祝日の場合は開館)、年末年始(12月29日~1月4日)
料金 ※2F 招き猫ミュージアム
(個人)大人:¥300、大学生・高校生:¥200、中学生以下:無料
(団体(20名以上))大人:¥240、大学生・高校生:¥160、中学生以下:無料
※中学生以下の方が利用する場合は、大人の同伴が必要
ちなみに、この愛知県の中部国際空港(通称:セントレア)のすぐ近くの常滑(とこなめ)は、日本一の招き猫生産量を誇っており、町中でも招き猫に魅了される事ができます。
こちらも何れ詳細をまとめてみようと思います。
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