鹿屋航空基地資料館 ~ボリューム満点の無料資料館~

鹿屋航空基地資料館 ~ボリューム満点の無料資料館~

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鹿屋(かのや)航空基地。
鹿児島県の鹿屋市(大隅半島のほぼ中央部)にある、海上自衛隊の航空基地となっています。
海に面していない航空基地なのに“海上自衛隊”というのがちょっと不思議な感覚だ。

この鹿屋航空基地には、旧日本海軍の航空隊発隊時から現在に至るまでの膨大な資料が展示されている資料館があります。
そして資料館の外周には日本海軍時代からの航空機が多数展示されており、これだけでも一見の価値大いにありです。

鹿屋市は電車も通っていないため、アクセスし難い場所のように思えますが、鹿児島市から鹿屋行きの直行バスが走っていますので、意外と楽に行けたりします。片道2時間ほどかかりますが。

(運賃は片道1,800円、支払い方法は鹿屋行きの場合後払い、鹿児島行きの場合は先払いです)

「航空隊前」の停留所でバスを降り、東側(鹿屋行きバスの進行方向)に少し歩くと、右手側に「海上自衛隊 鹿屋航空基地」という看板が掲げられたゲート(らしきもの)が見えてきます。

そこを通ってさらに5分程度歩くと、左手側に二式大型飛行艇がお迎えしてくれます。

二式大型飛行艇、通称:二式大艇(にしきたいてい)。

太平洋戦争時において長大な航続距離を活かした偵察、哨戒、輸送などの任務で活躍した、当時(1940)世界一の高性能を誇ったとされる飛行艇。

ここに展示されている二式大艇は、戦後に米海軍に引き渡されて帰ってきたものをそのまま展示している実機です。
しかし、70年以上も昔にこんなデカブツが空を飛んでいたんだから驚きです。

でも真後ろから見ると意外と狭いように思えますが。


そして、その正面の建物が鹿屋航空基地資料館となっています。
何と入館無料。

見学ルートは2階からとなっており、2階では日本海軍の誕生から海軍航空隊の発隊と発展、太平洋戦争終盤の神風特別攻撃隊の全容、終戦に至るまでの経緯が膨大な資料と共に展示されいます。
1階では戦後の海上自衛隊の発足と発展、海上自衛隊機(国産機)の開発、ソマリア沖・アデン湾における海賊対処活動など、現在に至るまでの海上自衛隊航空隊の経緯と哨戒機のコックピット内などが展示されています。

中でも神風特攻隊の資料展示コーナー内には多くの特攻兵の遺言書が展示されており、日本と家族の未来の為に死を覚悟した遺言の数々は胸に迫るものがあります。

館内には海底から引き上げられて修復された零式艦上戦闘機(れいしきかんじょうせんとうき:通称ゼロ戦)52型が展示されています。


傍に設置されている階段に上ってコックピット内を見ることも可能。

そして、1階では海上自衛隊哨戒機の内部の一部も展示されており、コックピット内に座る事も可能。

資料館の外には二式大艇以外にも多くの航空機が展示されています。
飛行機好きでもミリタリー好きでもない、という人でも十分楽しめるのではないでしょうか。

二式大艇の後継機とも言えるUS-1A救難飛行艇や魚雷までもが展示されています。

縁石代わりに鎖が引かれているのも良い感じだ。


航空写真で見てみるのも面白い。

このように、胸に迫る内容からワクワクするような内容まで幅広く、非常にボリューム満点な展示内容となっております。
見学時間は、1時間とかじゃまず足りません。
まともに見て回ろうと思えば、半日は軽く潰せます。
なのに入場、入館は無料。

佐世保の海上自衛隊資料館(セイルタワー)や、呉の鉄のくじら館も膨大な資料展示かつ無料という特徴がありますが、この鹿屋航空基地資料館も素晴らしいものです。むしろ前者2つを凌ぐレベルかもしれません。
呉や佐世保に比べると、アクセスの悪さだけが唯一の難点ではありますが。

しかし、九州新幹線や格安航空会社も揃ってきた今、これらを使って資料館に行くのもありかもしれない。
それだけの価値があります。


リンク
■鹿屋航空基地 資料館

■鹿屋直行バス

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