隠岐屈指の観光スポット『ローソク島』②/遊覧船で絶好の夕日を眺める

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隠岐の島屈指の観光スポット「ローソク島」。
前回は展望台からの様子についてお伝えしましたが、今回は、遊覧船による海上からの夕日のローソク島についてまとめようと思います。

 

『隠岐屈指の観光スポット『ローソク島』①/展望台からの雄大な眺め』

 

前回でも言及した通り、夕日が重なる時の、丁度ローソクに火を灯したかのような光景こそが、このローソク島の真の見所となります。
ですので、隠岐の島に訪れる機会があれば、是非ともこの遊覧船に乗船し、海上からの夕日を心行くまで堪能していただきたいものです。

遊覧船に乗船するには、事前に予約をしておく必要があります
当日に発着場に行っても、予約がされてなければ乗船できませんので、予約は忘れずに
出港可否や出港時間、出港場所については、当日決定され、連絡がされます

詳細は後述しますので、そちらを参照ください

 

遊覧船からのローソク島

 

遊覧船の発着場は、島後(隠岐の島町)北西部の近辺となっています。
場所は2箇所あり、福浦岸壁、または赤崎岸壁何れかとなります。
どちらから乗船するかは、出港当日に決定されますので、連絡は取れる状態にしておきましょう。
電波が届かない場所にいた等で、午後を回っても連絡がなかった場合は、こちらから電話で問い合わせる必要があります。

集合時間は、出港時間の15分前
こちらも時期によって変わってきますので、やはり連絡はしっかりと聞いておくように。

今回の私の場合、4月23日に訪れていますが、この日は赤崎岸壁から17時25分の出港となっていた為、17時10分までに赤崎岸壁に到着しておく必要があります。

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出港場所には、待合室などの建屋が何もなく、一見するとただの河口沿いの広場といったところです。
当然トイレなどもありませんので、事前に済ませておく必要があります

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参加人数によって変わるかもしれませんが、今回は、この小さめの船で行く事となりました。
この日は日曜日の夕方という事もあり、参加人数は、私を含めて4人。
この船体でも十分な大きさとなっていました。

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乗船料は、一人¥2,600
乗船前に船長さんに現金で支払う形となります

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出港時間が近づいてきたら、船に乗り込み、ライフジャケットを着込んで待機。

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そしていよいよ出港。

ローソク島までの航路の途中で、船長さんが周辺を寄り道しながら、見所をいろいろ紹介してくれます。

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例えば、こちらはローソク島の岩の形そっくりにくり抜かれたかのような岸壁をしています。
(分かり難い写真ですが、中央部の影の部分です)
意外と細かな箇所まで形が一致しており、さしずめ“逆ローソク岩”といったところ。
(実際は何と呼ばれているのかは不明)

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これら以外にも色々な奇岩を説明しながら船を進めていきます。

 

ローソク島 夕日の灯火

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そしてついにローソク島へ接近していきます。

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日はだいぶ傾いてきており、雲もほとんどなく、ローソク島に火が灯る条件はこれでバッチリ揃っています。

後は船長さんがベストショットを撮れる場所まで船を進めて行き、ちょうどローソク島のてっぺんに夕日が重なるように、船の位置を微調整してくれます。

ここからベストショットを狙って、心行くまで撮影を楽しみましょう。
或いはただひたすらこの光景を目に焼き付けるのも良し。

 

ちなみに、デジカメのシャッタースピードや絞り値(F値)、ISO感度といった露出設定を変更できるモード(マニュアル)にしておくのが良いです。※1
夕暮れ時といえども、意外と陽の光は明るいので、オートで撮影すると、ローソク島のバックもかなり明るい状態になってしまいがちです。

さらに、ホワイトバランスも赤みのあるモードであると良いでしょう。
カスタマイズできるようであればなお良いです。

 

それらをうまく設定してやれば……。

 

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こういった写真が撮れるようになります。
ちなみに、この写真の設定は、絞り値(F値):16、シャッタースピード:1/2000秒、ISO感度:200となっています。(撮影機材:SONY DSC-RX1)

その他、ローソク島の写真をまとめてスライドショー化してみました。
いろいろ設定を変えながら撮影してみるのも、面白いです。
(大体同じ写真になっちゃってますが……)

※1 = このカメラの露出設定がよく分からないという方もいらっしゃると思いますので、簡単ざっくりとですが、説明しておきます。

絞り値(F値) = レンズが光を通す量。数値が高いほどレンズの絞り板が絞られて光の取込み量は少なくなり、低いほど開放されますので、光の取込み量が増えます。
ちなみに、絞り値が低いほど周囲のピントがボケやすくなり、絞り値が高いほど周囲のピントも合いやすくなります。(被写界深度と言います)

シャッタースピード = 光を通す時間。その名の通り、シャッターを開く時間を表しますので、秒数が低い(分母の数値が高い)ほど光の取込み量は少なくなります。
シャッタースピードは長くなるほど光の取込み量が多くなるので、夜景も綺麗に撮れるようになる反面、手振れの影響も出やすくなっていきます。

ISO感度 = これが説明のやや難しいところですが、簡単に言うと、光の敏感さを表します。
ISO感度が高くなるほど、短いシャッタースピードでもより明るく写せるようになりますので、夜の撮影などで効果的ですが、ISOが高くなればなるほど、ノイズが発生しやすくなる(画質のざらつきが大きくなる)というデメリットがあります。

 

今回のこのローソク島の例で言うと、絞り値(F値)は絞り気味(ちょっと高め)に、シャッタースピードは短く、ISO感度は低めにしてやると、結構いい感じに撮れるようになる……と思います。

このカメラの露出設定で、よく例に出されるのが、蛇口(水)とコップの関係。
蛇口を開く量が絞り値、蛇口を開いている時間がシャッタースピード、コップの大きさがISO感度にそれぞれ当たります。
ISO感度は、数値が高くなるほどコップが小さくなるという感じになりますので、若干紛らわしいところですが。

 

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ちなみにこの日はドローンによる空撮も行われていました。
TVなどの取材があった際に、遊覧船が出せない等の時の為の予備映像として提供する為のものであるとか。

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展望台から操作されていました。
しかし、撮影者はこの後のちょっとした山登りが大変そうですが。

(展望台については前回の記事も合わせて参照ください)

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ローソク島の撮影を楽しんだ後、船長さんはすぐに港に戻らず、周囲も少し回ってくれます。
ローソク島以外にも、実に様々な形の岸壁が多数ありますので、それらも見逃せません。

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そして、陽が限界まで傾いてきたところで、船は帰路へとつきます。

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夕日を眺めながらの船旅もまた非常に乙なものです。

 

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港へ到着。
1時間程度のクルージングとなりますが、本当にあっという間です。
大自然が生み出す芸術に酔いしれる、ローソク島遊覧船。

是非とも一度は見ておきたい光景と言えるでしょう。

このローソク島遊覧船の予約の方法については、次のページに詳細をまとめていますので、そちらも合わせて参照ください。

⇒⇒次のページへ

 

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