国宝松江城と興雲閣 ~山陰随一の城を楽しむ~
国宝、松江城。
別名「千鳥城」とも呼ばれ、築城開始から5年の歳月をかけて、慶長16年(1611年)に完成した、山陰地方随一の城です。
全国に現存する12天守の一つであり、天守の平面規模では2番目、高さでは3番目、古さでは5番目であるとか。
平成27年(2015年)7月8日に国宝に再指定されています。
結構最近だったんだな。
初の指定ではなく、再指定です。
昭和10年に一度は国宝に指定されていましたが、昭和25年に文化財保護法の制定によって重要文化財と改称されていた、という経緯があります。
天守閣の最上部の屋根にあるシャチホコは、高さが約2mもあるらしく、これは現存しているモノでは最も大きいものだとか。
地上からだとその大きさを実感することがほぼ出来ませんが。
天守閣内部の柱もまた見事なものです。
いかにも現代に復元されたコンクリート造りのものとは違って、非常に深い味わいがあると言うものです。
現存天守らしい内装を楽しむことができます。
天守の高さもなかなかのもの。
最上階から一望する松江市の街並みも良いものです。
天守閣北側の石垣も見物です。
遺跡を探検しているようなわくわくした気分になれる…かもしれません。
◆松江城◆
・本丸開館時間
4/1~9/30 :午前7時~午後7時30分
10/1~3/31:午前8時30分~午後5時
・登閣時間
4/1~9/30 :午前8時30分~午後6時30分 (登閣受付は午後6時まで)
10/1~3/31:午前8時30分~午後5時 (登閣受付は午後4時30分まで)
・登閣料
大人 :560円(440円)
小人(小・中学生):280円(220円)
外国の方 :280円(小人140円)
※()内は団体(30名以上)料金※年中無休
●アクセス●
•JR山陰本線「松江駅」からレイクラインバス10分、松江城「大手前」下車
•一畑電鉄「松江しんじ湖温泉駅」から徒歩20分
•一畑電鉄「松江しんじ湖温泉駅」から市営バス(北循環線内回り)5分、「県庁前下車」徒歩5分
天守閣の南の方には、興雲閣(こううんかく)という、明治36年に松江市工芸品陳列所として造られた建物があります。
こちらは入館無料。
西洋風で非常に洒落た建屋となっています。
赤い絨毯と白いカーテンで、開放的な演出となっている階段と踊り場が印象的。
一度ゆっくりとここで食事でもしてみたい気分だ。
ちなみに、本丸西側の亀田橋の近くにて「ひとつばたご(別名:なんじゃもんじゃ)」が開花しておりました。
なんじゃもんじゃという言葉なら知っていましたが、実際に目にするのはこれが初めてかもしれない。
春先には園内は桜で溢れ、桜の名所100選にも選ばれているとか。
是非とも一度はその光景を見てみたいもんです。
リンク
■『国宝 松江城 ホームページ』
■『しまね観光ナビ 松江城』
■『山と海と湖のシンフォニー 神々のふるさと山陰 / 松江城』
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