桜・菜の花ロード ~延長11km!秋田県大潟村の菜の花と桜の花道~
一直線に伸びていく道。
その両脇に黄色とピンク、二色の線を添えるかのように続いていく菜の花と桜。
言葉通りの“花道”がそこに広がります。
YouTubeにも動画をアップしていますので、是非合わせてご覧下さい!
11kmもの桜と菜の花の花道を駆け抜ける
秋田県大潟村(おおがたむら)。
男鹿半島のすぐ東側に位置する八郎潟を干拓して造られた土地に、菜の花ロードはあります。
村の中央部を横切るように走る県道298号線。
そこに約11kmにもわたって菜の花ロードが続きます。
黄色とピンク、緑が織りなす鮮やかな花道は、毎年多くのドライバーを魅了します。 かつて国内2番目の面積を誇っていた湖、八郎潟。
食糧増産の為、1957年から20年の歳月をかけて八郎潟干拓工事が行われました。
そして湖底が大地へと姿を変え、工事途中の1964年に、大潟村が誕生しました。
広大な湖を干拓して造られた土地であるだけに、その規模は非常に広大。
どこまでも伸びていくかのように続く花色の直線。
北海道さながらの広大さに圧倒されながらも、この柔らかな彩りに心が安らぐことでしょう。
私が実際にこの地に赴いたのは、2018年の4月27日。
ちょうど見頃を迎えていた時でした。 毎年見頃の時期は1週間程度前後するので、なかなか読みが当たりにくいものですが、本当に運が良かった。
そして、毎年見頃に合わせて「桜と菜の花まつり」が、ホテルサンルーラル大潟近くの多目的運動広場にて開催されます。
ミニSLの運行、菜の花摘み取りなど、この時期ならではのイベントが楽しめます。
ホテルサンルーラル大潟。
私はこちらのホテルで1泊してみましたが、温泉がなかなか良いホテルでした。
アクセス
この八郎潟へは車での移動が最も簡単ではありますが、バスで移動する事も可能。
『大潟村マイタウンバス』がJR八郎潟駅前を経由し、ホテルサンルーラル大潟前へと行きますので、「桜と菜の花まつり」の会場へはこのバスを利用するのが良いでしょう。
ただし、菜の花ロードの途中では停車しないようです。
バスの車窓からどこまでも続く桜と菜の花の流れる景色を楽しむ事となりますが、それでも十分過ぎるほど魅了される事でしょう。
もし、菜の花ロードの桜と菜の花も見てみたい場合、最寄りの停留所は「カントリー公社事務所前」となります。
そこから南へ約2.3kmほど歩くと辿り着けます。
バスの運行本数はあまりありませんので、時間に十分注意しましょう。
参照⇒⇒■『大潟村マイタウンバス』
地球の十字路『経緯度交会点』
菜の花ロードやホテルサンルーラルから少し離れた場所に位置しますが、『経緯度交会点(けいいどこうかいてん)』というポイントも、この大潟村にあります。
経緯度交会点とは、東経140度の経線と、北緯40度の緯線が交わる場所で、この大潟村のほぼ中央部に位置しています。
日本国内の陸上で、経度と緯度が10度単位で交わるのは、ここだけです。
かつて八郎潟の湖底にあったものの、干拓工事によって地上に現れた稀有な例でもあり、「地球の十字路」とも呼べるこの地点には、それを示すモニュメントが建てられています。
しかし、かなり分かり難い場所に位置していますので、移動には注意が必要です。
二つの並走する道の北側にモニュメントはあります。
用水路の北側を移動するようにしましょう。
南側の道を走っても、モニュメント自体は見えるものの、用水路が邪魔して辿り着く事が出来ません。
ちなみに、菜の花ロードの脇の方には、何と標高0mの“日本一低い山”である『大潟富士』があります。
こちらはまた別の機会に紹介する事にしましょう。
リンク
■『菜の花ロード|大潟村公式ホームページ』
■『大潟村桜と菜の花 開花情報 | 大潟村公式ホームページ』
■『大潟村マイタウンバス』
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