宮崎県串間市「タギリホテル」~新しいホテルの在り方、プレミアムな空間を体験

 

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TAGIRI HOTEL (タギリ ホテル)
『宮崎県南部周遊の旅』シリーズでも紹介していますが、やはり素晴らしいホテルであった為、改めてまとめたいと思います。
串間市の幸島(こうじま)渡船場にほど近い場所に位置する、プライベートホテルさながらの居心地と洒落た空間を満喫できるTAGIRI HOTELについて紹介します。

 

 

 

1.温泉宿舎をリノベーション、生まれ変わった新しいカタチのホテル

 

田園風景と山々、そして海と幸島。
そういった自然の恵みが存分に味わえる長閑(のどか)な風景の中に、このTAGIRI HOTELはあります。

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閑静な景色の中にポツンと佇む、まるで隠れ家のようなホテル。
暗闇が広がる夜になると、窓から輝く温かな光に、思わず身を引かれてしまう事でしょう。

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このTAGIRI HOTELは、かつての「たぎり荘」という、惜しまれつつも閉館してしまった温泉宿舎をリノベーションしたもの。
温泉と憩いの場を提供し、地元に愛され続けていた施設を、見事に生まれ変わらせた、新しいホテルなのです。

 

2.“たったの3部屋”だからこそのプレミアムなひと時が味わえるホテル

 

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このTAGIRI HOTEL、宿泊部屋が全部で3部屋となっています。
スタンダードのROOM#1、スイート仕様のROOM#2、そして角部屋ツインのROOM#3。

それぞれ宿泊料金設定が異なっており、ROOM#1が最安値、次いでROOM#3、そしてスイートのROOM#2が最高値となります。
また、シーズンによってもだいぶ変動しますので、注意しましょう。

3部屋しかないので、当然早い者勝ちとなります。
利用したい部屋がある場合は、早めに予約をしておきましょう。

私の場合、一人での利用、年末の「ハイシーズン」に当たる時期の利用かつ、ROOM#2のスイートしか空きがないという事もあり、最も料金設定の高い1泊(¥16,580!)となりました。

ですが、翌日の朝10時に幸島に行くという目的もありましたが、もう半ば勢いで利用してみる事にしました。
何よりも、こうして話のネタになるのが良い。

 

3.例えるなら“隠れ家” プライベートホテルさながらの居心地

 

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しかし、さすがはスイート仕様のROOM#2。
あまりにもシックで洒落た内装をしています。

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家具を始め、床や壁の板までのほぼ全てが手作りというこだわりっぷり。

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手作りならではの若干の歪さが残る板壁、歩くと聞こえてくる床の軋みは、まるで自分だけの秘密の隠れ家に来てしまったかのような気分に浸らせてくれます。

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温かみのある照明も、ハンドメイドの魅力を最大限に引き出しており、心を落ち着かせます。

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ただお洒落な内装にするというわけではなく、周辺の長閑な自然との調和、そして宿泊者に心からリラックスしてもらおうという、オーナーの情熱を感じ取ることができる事でしょう。

 

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静寂さが包む夜。
耳を澄ますと、風にそよぐ木々や、波音までが微かに聞こえてきます。

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空を見上げると、星が無数に輝く。

こうした自分だけの世界がそこにあるような、プライベートな空間を演出してくれる魅力が、この部屋にはあります。
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そして勿論、温泉も健在。
ゆっくりと体を温めた後、プロのマッサージ師による施術も受ける事ができ、体と心の両方をじっくりと癒す事ができるひと時を過ごせるでしょう。

 

4.食材にも徹底したこだわりが見てとれる安心感

 

こだわりっぷりを実感出来るのは、DIYだけにとどまりません。
食材にも遺憾なく発揮されています。

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野菜から肉に至るまで、ほぼ全てが宮崎県産、そしてホテル界隈でとれたものを使用しています。
料理が運ばれる際に、どこでとれたか等を丁寧に説明してくれるスタッフにも好感が持てます。

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この日はバケットが出てきましたが、このバケットはおかわりも可能。

ちなみに、このディナーは事前の予約が必要となります。
ホテルで食事も楽しみたい場合は、宿泊予約の際、忘れずに同時に予約をしておきましょう。

アレルギーの確認もしてくれますので、安心して当日の食事を楽しむ事ができます。

 

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そして、朝食は旬の野菜や果物、おにぎり等をBOXに詰め、ピクニックバスケットに入れて提供されるという、独特なスタイルをとっています。

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朝、ダイニング前のカウンターで受け取る事ができますので、そのままダイニングで食べるも良し、部屋でゆっくりと味わうも良し、また、晴れた日には外での食事も楽しむ事ができるという、それぞれの好みに合せて楽しめるのが嬉しい朝食となっています。

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ちょっと配置をいじってみると、いわゆる「インスタ映え」も狙うことができるでしょう。
非常に面白い試みとなっています。

このように、部屋や内装だけでなく、食事においても安心して楽しんでもらおうという、まさに「おもてなし」の心を存分に味わえるホテルとなっているのです。

朝食も事前予約が要ります。楽しみたい方は、宿泊予約の際に、朝食付きで予約をしましょう。

 

5.日帰りでの利用も可能

 

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このTAGIRI HOTELが楽しめるのは、何も宿泊者のみに限りません。日帰りでも利用が可能です。
11:30~16:00までは「TAGIRI DINING」というカフェとして、また、11:30~19:00までは日帰り温泉としての利用も可能となります。
また、マッサージも受けることが可能。

こじゃれた雑貨の数々も販売されていますので、買い物も楽しめます。

 

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幸島観光後の食事や休憩に利用するのはもちろん、特にバスで訪れた場合など、帰りまでの時間が余った時に最適な時間潰しの場所となります。
ただし、それぞれ火、水、木曜日は定休日となりますので、訪問する日には注意しましょう。

 

6.利用する際の注意点

 

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素晴らしい要素が満載のTAGIRI HOTELとなっていますが、いくつか注意しておくポイントもありますので、事前にしっかり確認しておきましょう。

まず、2018年1月現在において、クレジットカードがまだ利用できない環境にあります。
その為、宿泊料は事前の銀行振り込みとなり、食事や買い物等ホテルで発生する料金については、全て現金での支払いとなります。
現金はある程度の余裕を持って訪れるように注意しましょう。

また、チェックインの際、代表者の身分証明書が必要となりますので、運転免許証や健康保険証等、当日は忘れずに持参しましょう。

さらに、ホテルでは珍しく、火曜日が定休日となります。
もし火曜日も続けて連泊したいという場合は、要相談となります。

 

7.幸島観光、サーフィン等のレジャーの拠点にも最適

 

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このTAGIRI HOTELは、串間市の代表的な観光スポットの一つである「幸島」に非常に近く、バスで終点の「幸島入口」で下車すれば、幸島へのついでに訪れることも可能となります。

ちなみに、幸島にて猿たちの姿をほぼ確実に見ることができる時間は午前10時頃となっており、それ以降は森の中へと入り込んでしまいます。よって、この時間を狙うのが最適となりますが、ここで宿泊すれば、車移動でなくともそれが容易となります。
イモを洗って食べることでも有名な、野生の猿たちの姿を間近で見ることができる幸島。その観光の拠点に最適なホテルとなっています。

もちろん幸島だけでなく、串間市やその周辺の観光のついでにも利用ができるでしょう。
また、海が近いだけあり、サーフィンを楽しむついでに利用する方もいるようです。楽しみ方は様々。

 

TAGIRI HOTEL (タギリ ホテル) DINING&SPA

住所:〒889-3311 宮崎県串間市市木152
電話:0987-77-0238

『TAGIRI HOTEL DINING&SPA』公式サイト

 

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自然の豊かさに囲まれながら過ごすハンドメイドのホテルは、都会の喧騒を忘れ、身も心もすっきりとリフレッシュさせてくれることでしょう。
親切で飾らないスタッフの対応も、安心感を覚えます。

宮崎県南部の観光の際に、是非とも体験していただきたい至高のホテル、それがこの「TAGIRI HOTEL」です。

 



リンク

『TAGIRI HOTEL DINING&SPA』公式サイト

 

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